TikTokのByteDanceが世界最大のスタートアップに――Uberを抜く会社評価額で資金調達完了
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TikTokなど運営の中国スタートアップ「ByteDance」が、米UBERの直近資金調達時価総額720億ドルを抜いて、30億ドルの資金調達後のポストバリュエーションで780億ドル!と、世界第1位の未上場スタートアップに躍り出たという衝撃的なニュース。中国政府の厳しい検閲に対応する審査チームだけで6000名から1万名に急増、ということなので、そもそも日本のスタートアップの社員数概念からしても、桁違い。まさに人口の差を実感。しかも、中国国内と海外向けのサービスを分けることで、中国国内向け検閲対応などとグローバルサービスを分離させて、今までにない中国国内成長と、グローバル成長を同時に成し遂げている戦略も新鮮。記事最後に「11月15日、16日に渋谷ヒカリエで開催されるTechCrunch Tokyo 2018にTikTok日本法人の西田副社長が登壇する。」とのこと。僕も登壇予定ですが、これは聴きに行きたい。
AI企業を標榜するBytedance、TIKTOKにせよ、ニュースアプリの今日頭条にせよ、パーナライズドされたリコメンドがきわめて強力です。
また、そのアプリも待ち時間なく次のコンテンツに遷移できるよう設計されており、画面を撫でているだけで無限にコンテンツが湧き出てくる、究極の「時間泥棒」設計です。そのためアプリの滞在時間が長く、ユーザー数以上の高い評価を受けています。中国に来て驚いたのは、老若男女、Tiktokを使っていたことです。日本では、Tiktokは高校生以下の若者のSNSだという認識ですが、全く事情が違っていました。
また、ByteDanceのToutiaoというニュースサイトの方が中国ではメイン事業としての認識が強いです。
テンセントもアリババも然り、中国市場>>海外市場というインターネット企業が多い中、Toutiaoはサービスリリース初期から国内市場と同時に海外市場にも同じくらい力を入れている稀有な存在です。そのような戦略性から導かれる前途の明るさも、バリエーションに反映されているでしょう。