「n=1」のマーケティングを重視するスマイルズ--熱量が価値を拡充
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マーケティングの原点が詰め込まれたインタビューだと思います。
n=10000のアンケートは、仮説の説得力アップのためには重要ですが、それ自体から筋のいい仮説が生まれることはないんですよね。
筋のいい仮説を生むのはn=1の原体験と記載がありますが本当にその通りだと思います。マーケティングが強いメーカーさんでは、新規のコンセプトを考える際は大規模ネットアンケートではなくユーザーインタビューを重点的に活用するようになっているとも聞きます。n=1の原体験を集めに行っていますね。
また、n=1の原体験への感度を上げるためには、自分の目耳手足すべて使ってインプットすることもきわめて重要と考えます。"感情の奥底にある価値観をアンケートには書きませんし、自身が分かっていないケースもある"
可視化したいですね〜この感情の奥底にあるもの。n=1は使わせていただきます。「もちろんアンケートデータやテクノロジでインサイトを導き出すことは可能かも知れません。ただ、感情の奥底にある価値観をアンケートには書きませんし、自身が分かっていないケースもあるため、一定のバイアスがかかるアンケートはあまり意味をなしません。だからこそ、自分自身や家族、大切な友人・知人の需要を深く理解した上での「n=1」を重視しています。n=1は、その先にn=2、3……と共感者が生まれる可能性があるからです。」(記事引用)
「n=1」のマーケティングとは、ひとりの人間の内奥にある沈黙を発見するライフストーリー・インタビューといえる。聴き手(インタビュアー)は、語り手の心と共振し、語り手とともに未知の物語を探る。そしてふたりの心がひとつになったとき、「沈黙のストーリー」が立ち上がる。そして未来が出現する。これが21世紀のマーケティング(=マーケットの共振的創造)。