米財政赤字6年ぶり高水準、18会計年度-トランプ氏初の通年
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米国の財政赤字は金融危機時にGDP比で10%近くにまで増加しました後に、いったんは赤字削減に成功しています。その後、財政規律が弛緩してきているわけですが、GDP比では4%程度であり、政治的には財政赤字への警戒感はまだ高まっていない状況です。
一方、実は2020年度(来年度)には財政再建の余波が残っており、11年に設定された歳出上限が見直されない限り、歳出が一時的に大きく減る見込みとなっています。ちょうど景気が曲がり角を迎えるタイミングに重なり合う可能性もあり、中長期的な財政再建と、景気下支えの微妙なかじ取りが必要になります。
2020年度予算を審議する来年の夏~秋にかけては、債務上限の引き上げも必要になります。仮に中間選挙で「ねじれ議会」が発生するとすると、なかなか痺れる展開になるかもしれませんね。財源の目処が全くない中での大盤振る舞いの大減税。まあこうなるよね… 短期的な人気取りのツケは将来へ。どの国も同じ。民主主義の大きな問題点 >米財政赤字:18会計年度は17%増の7790億ドル-6年ぶり高水準