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大学ランキングの概要と課題について良くまとまった記事ですね。
業者都合でバンドルされたランキングを鵜呑みにすることは危険。例えば国際化は、それ自体が目標ではなく、質の高い教育や研究を達成するための手段とも捉えられます。
個人的には、研究大学(research university)の国際評価であれば、研究指標と論文の被引用回数指標のみを、分野別でみるほうが理にかなっていると思います。
2016年に東大がアジアで1位→7位に陥落したとき、主な原因は2つあった。

まず、良質の論文が減ったこともあるが、データソースの変更とそれに伴って非英語論文への補正レベルが下げられたことによって、被引用数が大幅に落ちたこと。

もうひとつは、東大の強みだった教育のウェイトが30%→25%に下げられ、代わりに東大の弱みだった産業収入のウェイトが2.5%→7.5%に上げられたことだった。

それでこの記事を読んで、「あれ、教育30%、産業収入2.5%に戻されたのかなー」と思って、THEのウェブサイトを調べてみると、世界大学ランキングでは以前からウェイトに変更はなく、アジア大学ランキングを作成するときだけ、教育25%、産業収入7.5%が採用されているようだった。

なるほど。世界大学ランキングではウェイトに変更はなかったのね。でもなんでこんなことするんだろ。というのはさておき・・・

ということは、2016年に世界ランキングの方でも東大が23位→43位と大幅に順位を落とした理由は、おそらく上記ひとつめの、「良質の論文が減ったこと&データソースの変更に伴って非英語論文への補正レベルが下げられたこと」なんだろうね。
確かにランキングの順位自体は何となく把握しながらも、どういった指標が設けられているのかはあまりわかっていなかった。
実際に世銀で国際比較ランキングづくりを経験した筆者による、ポイントがわかりやすくまとめられた記事。

毎年の順位の上がり下がりで一喜一憂することにどの程度意味があるのか、と考えさせられます。