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YCは合格者全員に15万ドルを投資し、会社の7%の株式の取得を求めます。
この15万ドル(1680万円)という数字は、シリコンバレーに5〜6カ月住みながら会社を操業するコストとして十分だと考える金額だそうです。
YCのような巨大アクセレレーターから考えればこの投資規模はごくわずかで、「7%のシェアは大きい」という話も聞かれます。確かにのちにユニコーンやデカコーンが誕生することになれば相当なリターンになります。
ただ、その大きなシェアを差し出さなくてはいけなくとも、YCに入りたい起業家たちは連日その門戸を叩き、次世代のAirbnb、Dropboxを狙っています。
これだけの選抜をくぐってきた出場者も、簡単には事業が立ち上がらない事。卒業後数ヶ月で巨額の調達に成功し、一気にスターダムにのし上がるチームは確かにいるが、半年ごとに出場してくる100チーム中の数チーム。
通常は、2年くらい地を這うように頑張り、やっとシリーズA投資にたどり着くが、それも全体の1/3程度とか。
当方の投資からも実際2年を経過してシリーズA調達に成功した会社が5,6社出たが、それほど簡単な訳ではない。
ただ、それでもOBネットワークやYCの人的な支援の効果は高く、成功確率はかなり高いのだろう。
なるほど、米国では2016年第3四半期に起業したスモールビジネスは24万件。しかし同時期、廃業したスモールビジネスは21.5万件。とにかく生き残らなくては成功はない。
そのために必要なことは、顧客の声を聞くこと。諦めないこと。そんな資質を持った人をYCはピックアップしているのですね。ビジネスモデルの良し悪しよりも。
もちろんその後の人脈も魅力的ですがどの地域でどんなビジネスやるかによるかなと。
僕もいつかチャレンジしたいと思いつつ、メジャー化しつつある現状を見ると、ビジネススクールのように、行くこと自体が目的にならないといいなあ、とも思います。
三井物産をやめて中古ワンルームマンションの一室で起業したのが13年前。爪に火を灯して初年度経常利益9,987万円を創ったのが12年前。
その実績をテコに企業価値評価40億円でジャフコ他から5億円超を調達したのが11年前。それを軍資金にしてゼロから今までに無いビジネスモデルで将来キャッシュフロー100億円以上を生む事業資産(ストック資産)を作って、サッカーチーム買いませんか?と言われて天狗になったのが6年前。
規制が強化されてウチ含めて業界10社全部が行政処分で潰れて(今の仮想通貨業界みたいな感じ)。そこでヤケにならず、業界で唯一、規制に対応できて復活できたのが5年前。
その不屈力を買われて(?) 半年前に始めた新規事業に33億円が集まったのが3ヶ月前。
リアルブートキャンプ13年。負荷がかかった分だけ、筋力はついて目線も上がる。日々、学ぶべきことに気付く。
ソーシャルグッド 海外投資家から33億円を調達
https://www.sankeibiz.jp/smp/business/news/181001/bse1810010500002-s1.htm