【直撃】世界トップの「起業家ブートキャンプ」5つの秘密
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シリコンバレーでは「Yコンビネーター」は他のアクセレレーターとは一段階格上のような位置づけで捉えられています。そこにはTimやEricのようなアドバイザー、メンターを務める「パートナー」が20人ほど在籍しています。
YCは合格者全員に15万ドルを投資し、会社の7%の株式の取得を求めます。
この15万ドル(1680万円)という数字は、シリコンバレーに5〜6カ月住みながら会社を操業するコストとして十分だと考える金額だそうです。
YCのような巨大アクセレレーターから考えればこの投資規模はごくわずかで、「7%のシェアは大きい」という話も聞かれます。確かにのちにユニコーンやデカコーンが誕生することになれば相当なリターンになります。
ただ、その大きなシェアを差し出さなくてはいけなくとも、YCに入りたい起業家たちは連日その門戸を叩き、次世代のAirbnb、Dropboxを狙っています。実際4年ほど毎回参加して投資してわかってきたことは、
これだけの選抜をくぐってきた出場者も、簡単には事業が立ち上がらない事。卒業後数ヶ月で巨額の調達に成功し、一気にスターダムにのし上がるチームは確かにいるが、半年ごとに出場してくる100チーム中の数チーム。
通常は、2年くらい地を這うように頑張り、やっとシリーズA投資にたどり着くが、それも全体の1/3程度とか。
当方の投資からも実際2年を経過してシリーズA調達に成功した会社が5,6社出たが、それほど簡単な訳ではない。
ただ、それでもOBネットワークやYCの人的な支援の効果は高く、成功確率はかなり高いのだろう。先日、YC卒業生のFond福山CEOの講演を拝聴しました。
中でも、ポールグレアムの教えは大変興味深かったです。
"資金がショートしても会社は潰れない、潰れる時は創業チームがあきらめる時だ"というのもその一つ
完全なる私見ですが、ふつうキャッシュアウトは潰れるわけですが、スタートアップの場合、元から成功の担保もなにもないというのが前提にあるのかと
アイデアと創業チームの可能性に投資しているだけですから、その投資がきれなければいいとなると、"いかに希望を持って未来を語れるか"が最も大きい要素
つまり、"あきらめないこと"なんだと解釈しました