金融庁、東証に報告命令 システム障害で=関係筋
コメント
注目のコメント
間違えない人間はいない。故障しない機械はない。
これを前提にしたBCPが重要です。東証も証券会社もシステムの塊ですから、この分野には膨大なヒト、モノ、カネを投入し、細心の対応を図っている。でもトラブルは発生します。
そうした時に備え、抽象的ですが、悲観的に準備して楽観的に対応する、という心構えが大切かなあ、と感じています。以前、金融システム開発に従事していた頃は、この金融庁報告資料作りがなかなか大変で、
・こと細かに膨大な分量を求められる
・重箱の隅をつつくような指摘がこないように緻密な文章が求められる
・再発防止策として本質的ではない、例えば全量再テスト(1年がかり) みたいな指示がきがち
という記憶があります。
社会への影響範囲が広く、お金を扱うシステムなので、当然慎重に信頼性を高めなければいけない、そのためにはまずは正確に報告を というのはわかるのですが、今回の件でいえば原因も判明していて、対応するべき内容も明確になりつつあるので、よりスピーディに本質的な改善活動を主導して欲しいと思います。モニタリングの一環として当然ながら私ら証券会社側にもヒア入ると想います。
私見では今後の改善策の一環として、東証さん主導で今回事案踏まえた「業界横断障害対応訓練」企画されると好いと想います。