IBM looks to be a part of every aspect of an enterprise's IT needs.
時価総額
24.8 兆円
業績
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チェスやjaopadyになぞらえていますが、今回はIBM主催のイベントという事で、事前にテーマが知らされていて準備ができた可能性を否定出来ませんので、果たして、、、とは思いますが。
もしどんな話題でもその場で論理構築ができて、人間とのディベートに勝てるのだとすれば、人間が議論をする行為の意味が変わって来たり、民主主義の根幹である「熟議」(コンドルセが提示したもので、問題を選択可能な問題(単峰性の高い選択肢)に分けるための議論)の意味や、メディアのあり方にも一石を投じるかも知れません。「意志決定を助ける」などという生易しいものではないでしょう。
とはいえ、ディベートとは、相手を揺さぶったり、貶めたりと、様々な心理テクニックを駆使して聴衆を惹きつけ惑わすものなので、本当にこのシステムが「強い」のかどうか、その意見に対して聴衆が「信用」を感じることができるのかどうか、など、疑問は絶えませんね。
「人工知能大喜利」のように、ちゃんと他流試合して欲しいものです。
https://youtu.be/naQujxmg9gg
下記は大学時代にディベートをやっていて現在AI戦略なども手掛ける知人のブログ記事で、是非併せて見ていただきたい。元ディベータで、ディベートを実際にどう準備してやっていくかも知り尽くしている視点から、このプロジェクトを見ている。関連性の判断はできても、どちらが正しいか、価値観まで含めた判断が難しい。
上手なディベートは、事実レベルではお互いに明確に固めて(そこが固められなければ強いディベーターには勝てない)、どの論点を、どういう価値観で比較して、その価値観がより妥当だといった議論になる。価値観が絡むから複数審判がいる場合は判断が割れるし、判断が割れるのは基本的にかなり良い試合。
あと、人間に比べて圧倒的にうまいだろうなぁと思うのは「審判・聴衆が聞き取りやすい声・スピードで、無駄なくしゃべる」ということ。同じ時間でも、どれだけ効率的かつ聞きやすく話せるかは、全く違う。ここはAI領域ではないがディベートで勝つための要素としては重要。
https://note.mu/datastrategy/n/na2d3994f6de9