ダウ平均株価 800ドル以上値下がり ことし3番目の下落幅
NHKニュース
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はっきりとしたきっかけはありませんでしたが、①FRBの利上げ、②米中貿易摩擦が、株価にとってリスク要因として意識されているもとで、悪いニュースも続き、株価は下落しました。2月に4.6%、4.2%と下落したのに次いで今年3番目の下落率となりました。とはいえ、株価の水準をみると、8月末頃の水準ということで、引き続き高いところにいます。3Q決算がどうなるか(貿易摩擦の影響がみられるか)、Fedの利上げは株価下落にどのように反応するか、というのが今後気になります。
直接的な原因は「よくわからない」です。ただ、この1か月でにわかにFRBの「中立金利超え」がメインシナリオにすり替わりつつあり、だからこそ10年金利も急騰してきました。ベーシスの上昇は別の理由だと思われますが、FRBのBS縮小が一役買っているのは間違いないでしょう。金利上昇は株価のバリュエーション上ネガティブである、という至極当たり前の理屈がこれから意識されてくるのだとすると怖い話です。もっともFRBはそれでもかまわない、と思っている節があるのが怖い所ですが。
株式市場は、米金利上昇や貿易摩擦以外にも、来月米中間選挙がありますし、日本では年内に消費税率引き上げの決断がありそうですから、年末にかけて色々と障害が多そうです。