200億ドル企業、オンライン決済サービス「Stripe」のグローバルな野望
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オンライン決済は競争がきわめて厳しい分野でありながら、Stripeはコードを組み込むだけで簡単に導入できるようにしたことでスタートアップが続々と導入。実際に導入した日本のスタートアップは、2日で本番環境で使えるようになったと言っていました。
何かと動きが早く、最初はJCBが使えなかったのですが、その後JCB側にとって初となるグローバルのオンライン決済プラットフォームとの提携をStripeが実現しています。
サービス提供側にとって必要とすることを緻密に対応していることで、スタートアップだけでなくAmazon,Uber,Spotify,Googleといった企業も近年獲得できているのだと思います。「国境は関係なくなるというのが、インターネットの可能性だった。しかし、ここ2年ほどは、その兆しが後退している。全体的な傾向として、グローバルなビジネスは難しくなりつつある。しかし、グローバルな決済システムを実現させることの重要性を、私はこれまでどおり──ある意味で、これまで以上に強く──確信している」
グローバリズムからナショナリズムの時代への転換を感じさせる発言ですね。金融・決済の領域は流動化していて、日本ではカードブランド、回線、カード会社、決済代行が存在する分、手数料料率に限界があります。
日本でのStripe展開は広がっていますが、日本独自決済に対応できるとさらに広がるでしょう。
一方で、グローバルでは決済代行とパートナーを組み、複数の現地決済を束ねる「決済アグリゲーター」の存在感が増していると聞きます。