機械受注、8月は前月比6.8%増 4カ月ぶり判断引き上げ
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注目のコメント
7月に11.0%増えた後の6.8%増加ですから、かなり強い印象です。
既に公表されている日銀短観の強めな今期の設備投資計画と整合的な動きといえるでしょう。
ただ、中小企業設備投資の先行指標といわれる代理店が軟調な動きをしてますから、どちらかといえば大企業主導の持ち直しですね。
なお、これまで調整局面だった外需も底打ちの兆しが出てきましたが、もう少し様子を見てみたいところです。
来月は9月実績とともに10-12月の見通しも公表されますから、更に注目が高まるでしょう。工作機械ではベアリング、LMガイド、建築ではハイテンションボルト等、極めて重要な部品の供給が間に合わなく、人材不足も相まって、受注が好調でも生産は頭打ちな状況が続いています。良く見れば緩やかな生産が長続きするのか、悪く見れば歪みがいつ何時爆発するのか。私は後者な気がしております。
サラリーマン時代は理解したつもりでなんとなく「強いなあ」とか「織り込み済みだよね」とか言ってたけど、改めてよく考えるとこれらの数字の意味って、よくわからんね(笑)。