ネスレ日本のCMOが実践するデジタル変革 顧客の問題を解決するうえでデジタル化は不可欠
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注目のコメント
確かにSNSやECの台頭(ここでいうデジタル化)により「マーケティング」のカバーすべき範囲は広くなったと思います。
もはや「ニーズを収集し的確な訴求をするだけ」では購買まで結びつけることは難しく、マーケティング段階において顧客のエンゲージメントを高める必要性が出てきました。
「アンバサダー」や「インフルエンサー」や「エヴァンジェリスト」というワードが流行っているのもこのためです。
で、「ネスカフェアンバサダー」とCMで聞いたのは何年前か?と考えると、ネスレさんの仕掛けの早さを実感します。これから大切なのは、プロダクト(機能性など)を売ることではなく、そのプロダクトを取り巻くストーリー(歴史や想いや顧客体験)を伝えることだ。マテリアルとしてプロダクトを持っている企業はなおさらストーリーを意識していかないと衰退していくだろう。
これからの顧客はプロダクトを買うのではなくストーリーを買うのだ。
プロダクトを飛び出して顧客体験を企業側から作りに行っているのは素晴らしいと思う。プロダクトの機能性に甘えている大企業はディスラプトされていくと思う。
ただ個人的な見解としては、せっかくデジタルがここまで使えるようになって顧客との距離が縮まったのだから、顧客の問題を解決するためにデジタルが大事と考えているのは勿体無い。
どうやったらストーリーを届けられるのか?どうやったら顧客体験を向上できるのか?に注力したほうがいい。
デジタル化によって顧客の問題は解決されやすくなり、問題は10年前より確実に減ってきている(無料で解決できるソリューションが増えて来ている)。
だからこそ、ストーリーが大事なんだ。ネスレがマーケティング上手ってのは、十分認識していますが、
デジタルやデータ観点ではどうですかね・・・。
国内のCDOで、必要なスキルセットや経験もすべて備えていて、ワークしている事例はないような・・・。