日本とはこんなに違う! イスラエル企業とするM&Aの「ツボ」
コメント
注目のコメント
イスラエルとのタフネゴシエーションが、どういうものかわかりやすい記事(*´꒳`*)
でもイスラエル人は愛情深いので、そこを突破すると見える世界が変わりますよねイスラエルの企業には注目しています。
イスラエル発の医療アプリがいくつかあります。どこの会社の画像診断ソフトだったか忘れましたが、違う日のCT検査を自動的に同じ位置で並べてくれるソフトがあり、大変便利に使えてました。日本のメーカーも結構すごい技術をもっているなと思ったら、イスラエルメーカーの開発したソフトを日本が改造して売っていただけでした。
ハードウエア技術に関しては、日本は素晴らしいものがありますが、ソフトウエアはかなりレベルが低い。イスラエルとシリコンバレーの違いを良くご質問いただくのですが、1つには、イスラエルのスタートアップはM&Aの売却金額が小さいということが挙げられます。
自国に市場がないイスラエルのスタートアップは米国以上にborn globalの傾向が強いのですが、平均すると50億円前後くらいでグローバル企業に売却し、その後のスケールアップはグローバル企業の中で行うという形が多いです。売却金額が安いというのが何を意味するかというと、イスラエルのスタートアップは生まれてからM&Aされるまでの期間がシリコンバレーよりも短いということであり、日系企業が「まずはご挨拶して、様子を見ながら少しずつお付き合いしてから提携しようかな」ということをゆっくり考えていると、いつの間にか別のグローバル企業に買収されていなくなってしまう、というパターンが多くなるということになります。
本気でイスラエルの尖った技術を囲い込みたい場合は、自然とM&Aという選択肢が増えてこざるを得ないと思います。