【逆説】正しい「ビタミンサプリ」との付き合い方
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ビタミンD欠乏か。日本人はいきなり栄養補助食品に手を出すのではなくて、まず魚食べることも考えたらどうだろう。ビタミンDがなりなくなっている理由のひとつに、日本人が魚たべなくなってるという事実があるかと。2001年の1人あたりの魚介類の一年間の摂取量は五年で半分近くになってしまった。魚はビタミンDもカルシウムも必須脂肪酸もある。
魚の宣伝みたいになってしまったけれど、普段の食生活を見直すことも大切。
サプリメントは一粒に栄養を濃縮しているので、摂取するなら用法、用量を守る。 あらゆるものは毒であり、毒無きものなど存在しない(パラケルスス)。魚もサプリも食べ過ぎ、飲み過ぎは禁物。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/29hakusyo/index.html
注目のコメント
今回はビタミンサプリンメントについて書き下ろしました!
目の肥えたNPユーザーの皆様になるべく公正で正確な情報をお届けできるように、エビデンスベースにまとめました。エビデンスで語りきれないところは、なるべく実践性が高まるように小さじ一杯程度の私見も混ぜてみました。
忙しくてこんなに長いコラム読んでいられるか!という方には、まとめ書きを用意しているので、スクロールして一番最後のまとめにだけ目を通してみてください。
実は、ビタミンだけでもとても奥深い世界が広がっています。その全ては紹介できませんでしたが、このコラムを通して、まずは基本となるような知識を学べる機会になればと思い、丁寧に書いたつもりです。
皆さまにとって一つでもよい学びがありますように!食事摂取基準において耐容上限量が設定されているのは現在 ビタミンD, A, K, E, B6, ナイアシン, 葉酸 ですね。
薬剤師の国家試験にも出るので、当時必死に覚えました。
「ビタミン だけ(DAKE)なんて、ろく(VB6)でもない(ナイアシン)よう(葉酸)」
などです。懐かしい。
過剰症があることがいろんな方に意外だったことにハッとしました。専門家とのギャップを埋めるのにこのような形で発信してもらえるのは、とてもありがたい場だなあと改めて感じました。
井上さんも触れられていますが脂溶性ビタミンは蓄積と過剰症がよくフォーカスされます。分子の形が大きくて脂肪に貯まるからDEKA!!とも覚えたものです(水溶性ビタミンでも分子量自体が大きいものはあるのであくまでゴロです)
逆に水溶性VBの黄色いおしっこが栄養ドリンクを飲んですぐ排出されるのはそのためで、実際にそんなに大量に摂取しても、単位時間あたりの体への取り込み量も上限があります。
世の中の人が参考にしている食事摂取基準はどう決まっているかというと、厚生労働省が「日本人の食事摂取基準」として定期的にアップデートして公表してくれています。
リンク先にはビタミンの他にも、みなさんがよく耳にするものがエネルギーからタンパク質、脂質、炭水化物などに関しても並んでいます。
「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html
どうやって上限量を決めたのか、どれだけとったら科学的に体に良さそうか、現在のところの根拠はなにか、きちんと記述されていますので、例えば VB1やVCだけでも騙されたと思って覗いてみれば絶対面白いと思います。(阿部さん、川上さん、心を落ち着けて御覧ください)
でも、個人的に一番大事と思うのは有識者が集まっても、科学的に絶対はないということです。個人差はもちろんありますし、根拠としている事実が変わることも日進月歩で起こります。ですので厚生労働省もしっかり定期的にアップデートしています。ただ少なくともそのあたりに散らばっている情報を盲信するよりは、精査された内容であることは間違いないので、NPの皆さんで、その時点でのベストサイエンス、ベストプラクティスを目指して行動したいですね!「忙しくてこんなに長いコラム読んでいられるか!」と山田先生はコメントされていますが、必要な情報が凝縮されていてかつ程よく崩されていてとても読みやすい内容になっていると思います。医師でこういうバランスの取れた表現の出来る方は(なぜだか)本当に少ないです笑。
長生きを実現した今、健康を求めて予防的にも対処(治療)的においてもたくさんの情報が氾濫し、取捨選択できる能力が求められると思います。その能力は、医学を勉強するというより「信頼できる相手を見極める力」なのではないでしょうか。
内容があまりに良かったのでコメントが変な方向に行ってしまいました。
これ有料記事ですか? NP利用のみなさまには是非読んでいただきたい内容だということをお伝えしたかったのです。