性暴力と闘う2人に平和賞 コンゴ医師、元奴隷女性
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注目のコメント
映画「女を修理する男」でも描かれた、コンゴ民のデニ・ムクウェゲ医師がノーベル平和賞受賞。日本にもいらしたことがあります。
ずっとこのことに関わってきた米川先生のこちらの記事をどうぞ。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/post-6055.php
コンゴ民の今の政治状況に(よい風に)影響するでしょうか。。。
ちょうどいま、日本でアフリカ閣僚会合が開かれており、すべてのアフリカの国から閣僚級の人が来ているはずですが、コンゴ民からは誰が来ているんだろう。河野外相と二国間会談をするはずです。
ちなみに記事に国名として書かれている「コンゴ」というのは存在しておらず、「コンゴ共和国」という別の国との区別がつきません。仮にもひとつの国家の名称なのですから、時事通信や共同通信が、「コンゴ(旧ザイール)」というよくわからない独自の略語を使わず、「コンゴ民主共和国」と正確に国名を表記する(その方が字数も少ないし実用的)ようになることを期待しています。
追記)宮本さん
コンゴ民はとっても面積の大きい国で、医師がいる紛争地であるブカヴと首都キンシャサの間の距離は約2000km。北海道と沖縄くらいの距離でしょうか。私もブカヴは気軽に行けませんが、キンシャサは普通に行けます。
なお、ブカヴはルワンダととても近く、この紛争自体もルワンダは無関係ではありません。「IT立国」とされるルワンダのもうひとつの顔で、ビジネスをする上でも知っておくべき重要な要素です。
ブカヴとキンシャサの距離:
https://www.google.co.jp/maps/dir/Kinshasa,+Democratic+Republic+of+the+Congo/Bukavu,+Democratic+Republic+of+the+Congo/@-3.6021071,17.5605127,6z/data=!3m1!4b1!4m13!4m12!1m5!1m1!1s0x1a6a3130fe066a8b:0x168b7e4e1f52378d!2m2!1d15.2662931!2d-4.4419311!1m5!1m1!1s0x19c29a1109f99adf:0x4f473ed756f3e8c!2m2!1d28.8480284!2d-2.5123017戦争や紛争、迫害におけるレイプ、誘拐、監禁は、増え続けています。受賞で取り上げられたコンゴ民主共和国、イラクの他にも、シリア、リビア、イエメン、アフガニスタン、そしてミャンマーで、政府軍や武装勢力によるレイプが日常的に繰り返されています。ノーベル賞、特に平和賞には活動を支援する意味もあって、そのために多額の賞金が出ますし、無名の受賞者に授与されることもあります。間違いなく、現代の最も深刻な問題の一つで、時宜にかなった受賞であったと思われます。
政府軍や武装勢力によるレイプの被害は、犯行のその場だけではなく、後々まで続きます。被害者は家庭や地域社会でも居場所がなくなり、生きていく手段がなくなる場合が非常に多いです。エイズなどの感染症、妊娠した場合の中絶、あるいは、子供が生まれた場合の育児も当人にとって非常に深刻な問題です。受賞者であるコンゴ民主共和国のムクウェゲ医師は、そういった何万人もいる被害者に医療と生きる場所を提供しているのですから、お金はいくらあっても足りないでしょう。デニ・ムクウェゲ医師は以前メディアで拝見しておりましたが恥ずかしながらナディアさんを初めてしりました。
先程ナディアさんを写すニュースの映像では国連の席で自分に対する辛く苦しい性暴力を詳しくお話しされ、
再び2度目の国連の席では英語で
『これ以上何を話せば動いてくれるのでしょうか』
と訴える姿に本当に胸が締め付けられました。
戦争や民族紛争では男性は武器を持ち戦うのですが武器を持てない女性は無抵抗の中で暴力を振るわれレイブされ身体以上に人間としての尊厳や希望や家族との絆をも断たれてしまいます。
ナディアさんのような普通の女性の勇気ある訴えや活動を孤立させないように平和賞受賞によって少しでも世界で共有され見守ることを強く願います。
以前コンゴ民主共和国の首都キンシャサに娘が学校での活動で訪問することになった際にアフリカのロケコーディネートしている友人に現地の様子を聞くと女性は街でトイレに行くのも危ないと言われたことがあります。
日本の安全とはかけ離れ過ぎて想像出来ない日常を改めて知るきっかけとしての平和賞。
パキスタンのマララさんに次いで勇気ある女性への大変価値ある受賞だと思います。
追記、梅本さん、詳しいご説明ありがとうございます!