自衛艦 韓国派遣見送り 旭日旗自粛「受け入れられず」
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所謂16条旭日旗が軍艦旗と制定されたのは1870年。
明治で言えば3年です。
侵略戦争はおろか、まだ廃藩置県さえ行われておらず、大河ドラマで有名な西南戦争はこれから7年も先のことです。
よくナチスドイツのハーケンクロイツと並べる人がいますが、ハーケンクロイツがナチス党の党旗になったのは1920年、ドイツ帝国の国旗となったのは1933年で、実に63年後。
因みに1870年はプロイセンとフランスが戦った普仏戦争が起こった年で、ナチスどころかドイツ自体まだ存在していませんでした。
ハーケンクロイツは、アーリア人の優越を象徴したもので、極めて思想的背景の強い旗ですが、16条旭日旗は、旧幕府の船舶旗として用いられたのが元とされており、そのような危険思想の背景はないとされています。
なお、軍国主義との絡みでいえば、韓国併合は31年後の1910年、日中戦争は57年後の1937年、太平洋戦争は61年後の1941年です。
歴史的な客観的事実として軍国主義と16条旭日旗を結びつけるものは全くないと言えます。
わたしが子供の頃から韓国は反日的な気風がありましたが、少なくともそれは過去の国家併合や民族差別に関することで、それはそれで彼ら的にはすじがとおった感情でした。
ところが、16条旭日旗については、色々遡っても公に問題にされたのは2011年以降で、それ以前はこうした問題が公になった形跡が認められません。
(もちろんわたしの子供の頃はそんな話は聞いたこともありませんし、演習の時旭日旗が問題になったのは2016年が初めてで、それ以前は普通に韓国との共同演習でも普通に掲揚していました)
つまりこの問題は、日本叩きのために、意図的に作られたプロパガンダの一つであることは明白だということです。
プロパガンダは、ある政治的な目的のために造られたキャンペーンの一種なので、例え日本が韓国の主張を全面的に受け入れ旭日旗を廃止したとしても、問題が解決するわけではなく別のプロパガンダが造られるだけでなんの解決にもなりません。
個人的には韓国とはもう少し仲良くできればとの願いもありますが、悪質なプロパガンダに屈する理由は日本としては全くありません。
今回の件に関しては、海上自衛隊の判断は適切だと思います。韓国海軍は当初それ程問題視していなかったにも関わらず、文政権が問題を政治化し、そこに北朝鮮も援護射撃に入ったことで、途端にキナ臭くなった。当面はどうしようもなさそうだが、旭日旗への間違った理解については、それを正していく努力が必要だろう。
国家としてはこう対応するしかないと思います。
しかしこの問題で一体誰が得をするのでしょうか。日韓の軍・軍関係にしこりを残し、後は両国のナショナリストに燃料を投下しただけに見えます。