「40歳定年制」とは?『人生三毛作』で考える 「働き方改革」の課題と展望(4)40歳定年制と人生三毛作
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注目のコメント
ちょうど今週、部下にキャリアプランについて私の考えを話したところ。
私は部下にキャリアプランを立てろ、とは言わんです。
なぜならキャリアプランは人生設計の一部であり、人生設計がない人にキャリアプランを立てろということは無意味だからです。
かと言って、人生設計を立てろと会社・上司が言うのも違うと思いますし。
部下には、会社や組織が思うキャリアプランというのは存在するので、それを受け入れるならそれはそれだが、もしそれを受け入れられないと思うなら自分としてのキャリアプランはあった方が良いよね、と。
キャリアプランを立てるのであれば晩年の自分にとっての幸せを見つけ、それに繋がるようなキャリアプランの最終ステップを設定し、そこまでの経路を現時点の立場と繋ぐと良いよ、と。
そこまでできたら、あとは周りとの差別化=自分のブランディングをやるといいよ、と。
でも、そもそもやるもやらないも各自の自由ですよ、と。40歳で昇進できなければ外に出るのは、たしかに効率的だ。仕事ができないサラリーマンが淘汰され国際競争力が向上する。
もっとも、韓国のように起承転「鶏」、一流企業に入ってもいずれチキン店を開業するといった社会になるのだろう。
少なくとも、40歳を過ぎて会社に残れても、昔のように若い人がたくさん入ってくる時代ではない。かつては年長者が若い人の上に立っていたが、今は能力ある人が能力のない人の上に立っている。完全にそうでなくても、それに近づいている。
40歳定年制が言われる中、たいした才能もなく努力もそこそこでやってきたふつうの人はなかなか難しい。