来秋にもiPS心筋移植、大阪大 地震被災で遅れ
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重症心不全に対しては他者の心臓を用いた「心臓移植」も世界的に見れば相当数行われていますが、想像に難しくないように、ドナーがなかなか現れず長いウェイティングリストに載らなければなりません。また、仮に移植できたとしても平均的な寿命は成人で10年、子供で15年程度と報告されており、免疫抑制剤の開発や手術法の改善などにより過去と比較すれば成績は良くなっているものの、近年はほとんどその改善も打ち止めにあると言われています。故に、再生医療への期待の高い分野の1つだと思います。
心臓の筋肉のシートまでは作成できても、心臓の全体像、複雑な構造を一から再生するのは極めて難しいと学生時代から教わってきましたが、きっと今も大きくは変わっていないのでしょう。しかし、部分的な構造だけでも再生医療で構築できるようになれば、多数の患者さんの助けになることと思います。今後の発展に期待です。