【前田匡史】アメリカから一目置かれる人的ネットワークを築く
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注目のコメント
ここでいわれている「人脈」というのは、
・相手にとっての情報源になれる(ギブ・アンド・テイクの関係)
・一緒に仕事ができる相手と認められる
ということですね。
日本語で「人脈」「コネ」という言葉が意味するのは、血縁関係があるとか属していた学校や組織が同じである、という場合が多いですが、ここでいわれる「人脈」はそういう村社会的な同質性は全く意味していないですね。
情報源になれる、というのは、単に知識があるという以上に、相手の言葉で、相手がわかる説明ができる、ということでしょう。英語ができること以上に、相手と同じ教養を共有していて、わかりやすい例を挙げたりできることが必要になります。私も先日、フランス人の研究者と話していて、「ムスリム同胞団の国際ネットワークというのは、昔のコミンテルンよりも現在の社会主義インターナショナルに類似しているというのが実態だろう」といった説明をしましたが、これなら一発で伝わります。これだとアラブ人やインドネシア人には伝わらないですが、相手の教養に合わせた論理と説明方法があります。
日本人というのは、欧米人や欧米的教養を持つ人たちから見ると、金は割とホイホイ出すものの、ほとんどは何を考えているのか説明しない人たちなので、情報源として使いにくいし、本当にタッグを組んで一緒に仕事する相手とは見なしがたいでしょう。
そういう、相手の教養に合わせたコミュニケーションのやり方というのは、外国人向けのやり方を身につけても日本ではあまり使えないですが、外国人と仕事することを中心にしたニッチなキャリアを築く場合は、かなり有益になります。積極的な行動を具体例で示している記事。
人脈は、短期視点でなく長期的に効くと捉え耕すもの。
また会議の場で、黙っていても、しょうもない発言をしても無視される。
日々のインプットと頭の整理も大事。
今、この場だからできることに注力する点。
年明けの三連休最終日。せっかくなので自分の行動を振り返ろうと思いました。海外駐在員となる日本人は数十年前に比べて増えていると思いますが、前田さんの人脈の作り方や考え方は、ぜひ真似したいですね。
・政権幹部、議員が参加するブリーフィングに関しては、最前列に座って必ず発言するということを心がけていて、それをずっと続けていましたね。
・ワシントン駐在時代は、まだ「日本輸出入銀行」だったけれど、「輸銀」という肩書は、国際的に知っている人は知っていても、それほど通りのいいものでもない。「ユギン」ではなく「マエダ」の名前を売り込んでいくしかないわけです。