【直撃】ベゾスと交友、Tik Tok出資…最強ファンドKKRの正体
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かつてはKKRやカーライルやアドバンテッジ・パートナーズのようないわゆる「PEファンド」は、市場の価値に対して本来の潜在的価値が上回る銘柄に投資をして経営に参画することでバリューアップさせるような、エンドステージにおける再生を前提とした「バリュー投資」がメインだった。
一方で、世の中の一般的な投資としては、これからの潜在的な可能性にかけて先行して投資を行ってその後の爆発的な成長による果実をうまみとする「グロース投資」のイメージが大きい。
U字カーブの一番左と一番右というような形で、当たり前とか中途半端ではなく逆張りして極端に行け、という投資の鉄則を下敷きにしているという意味では似ている。似ているけれども、1件あたりで巨額をつぎ込む「バリュー投資」はPEファンド、1件あたりは少ないが数で勝負する「グロース投資」はVCやエンジェル、という性格の違いはあった。
それが今、色々な背景もあって融解し始めているのか。一つの背景は、グロース投資の巨大化(数百億円レベルのシリーズ投資が可能になってきた)というのもあるでしょうし、経営のプロというだけでなく、テクノロジーがわからないとバリューアップができない(=淘汰されてしまうリスクがある)というのもあるでしょう(もちろん、それ以上に、ソフトバンクビジョンファンドの衝撃は大きいのでしょうが)
いずれにせよ、KKRのTikTok投資だけでなく、アドバンテッジ・パートナーズとかもベンチャー的なグロース投資をしていくということでしょうし、業界地図・業界勢力図が変わっていくという意味で興味深いです。KKR日本代表の平野氏へのインタビュー。NPで独占インタビューを見れる日が来るなんて嬉しい!!
真山仁氏のハゲタカで鷲津氏が出身のファンドはKKLとして出てくるが、間違いなくKKRを意識したもの。そして、その名前をあげたナビスコについての見方も面白い。ちなみに、KKRの投資を受けて、ナビスコのトップについたのが、のちにIBM再生で辣腕を振るったルイス・ガースナー氏。
PEはまだ歴史が浅く70~80年代に始まった産業。記事に出てくる他のPEファンドのCarlyleやBlackstoneなども創業者がけん引してきた。世代交代と、それ以降に出てきたファンドが今後50年単位でどう推移していくか(下記も併せて)。
https://newspicks.com/news/3216767世界中の出資・買収案件で何かとその名前を目にすることの多いKKR。足元では、中国ユニコーンの一角バイトダンスへの大型出資がソフトバンクらと共に取り沙汰されたばかり。
しかし、その素顔は日本ではあまり報じられることがありません。日本市場ではカルソニックカンセイ買収が最大額ですが、日立国際や日立工機など日立系列も買いまくっています。
そんな彼らの今の「頭の中」を探るべく、平野社長を直撃してきました。本日より前編・後編の二回にわたってお届けします。