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【秘話】美談じゃないノーベル賞受賞。オプジーボが高価な理由

NewsPicks編集部
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注目のコメント

  • サイエンスジャーナリスト・翻訳家

    薬価を決める主体としてPDMAを記したのは間違いでした。小野薬品に価格決定の権限はなかったことを言おうとしたわけですが、確認不足でした。
    本稿は、道義上の側面に焦点を当て、どちらかというと小野薬品をあしざまに書いています。道義上の評価も分かれるとは思いますが、小野薬品に法的な瑕疵があるわけでないとのご指摘はまったくその通りです。
    本稿ではもし京大だけでPD-1の特許を取得していたらどういう展開をたどったかを考えてみましたが、薬価決定のあるべき姿について私が確たる答えを持っているわけはありません。これからも取材をつづけたいと思います。ご指摘、ご意見ありがとうございます。


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    再生医療・幹細胞生物学研究者

    う〜ん。。オプジーボの価格に対する意見もわかりますが、小野薬品が抗PD-1抗体の実用化を担った功績は個人的には多分にあると思います。しかしながらこの記事だけだと、いろいろと大衆的な主張が混ざりすぎて、しかもところどころにあきらかな間違いもあり、小野薬品や間違いに対するミスリーディングにならないか心配です。

    ノーベル賞受賞した理由である「PD-1の同定」に関しては製薬企業は全く貢献していません、ということではないでしょうか。実用化に関してはどこかの製薬企業がビジネスにしてくれないとできませんのでモデルを作って臨床試験をして、莫大な投資をきちんと回収する絵を書いてくれないと製造し続けられませんし患者さんは使えません。

    "要はiPSの場合、企業が利用する場合は特許使用料がかかるが、大学が基礎研究に使う場合は「タダ」なのだ。”

    上記の文自体は正しいと思いますが、PD-1でも同じです。大学がPD-1の基礎研究をする場合は「タダ」です。
    ただiPS細胞研究所が製造した iPS細胞ストックは企業が利用する場合でもかなりの低価格を実現しているというのはあります。

    “もちろん、小野薬品には最終的な薬価を決めることはできず、決めるのは独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」だ。"

    薬価を決めるのは医薬品医療機器総合機構(PMDA)ではありません。PMDAは承認をする機関で、薬価は中央社会保険医療協議会に諮問して行います。(承認も価格決定も正確には厚生労働大臣)

    オプジーボの値段に関しては勿論さまざまな議論があるところで、記事の中にも同意する事項もあります。一方、オプジーボだけではなく他の高額製剤が等しく皆保険制度との天秤を議論しなければなりません。いかにして持続可能な開発環境を創薬エコシステムとして形成していくか、患者と製薬企業だけの対立問題ではなく多くのプレイヤーが関わる複雑な問題です。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    高価な薬剤は今のご時世、オプジーボに限らず、もはや無数にあります。抗がん剤のみではなく、いわゆる分子標的薬(特定の分子をターゲットにした薬剤)は全てとても高価です。個人で年間数千万円かかる薬剤ももはや珍しくありません。

    こういった薬剤はアメリカなら良い保険を持ったお金持ちしか使えず、個人負担も増えますが、日本の親切な保険と高額療養費制度は、大部分をまかなってくれます。おかげで誰しもが比較的安価に受けられるのです。ブレーキがなく、現在の日本では価格を気にせず使い放題です。命はお金にかえられない、患者フレンドリーという視点もありますが、これでは有限なお金がいくらあっても足りません。

    このオプジーボから話題が広がり、医師、患者のヘルスリテラシーにコスト意識の側面が高まれば、それはひとつ、よい方向性だと思います。


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