安全性、ラベルで確認=国際認証付き野菜、来月発売-イオン
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注目のコメント
グローバルGAPの消費者表示に関するルールは、北川さんのコメントが完全版です。
記事の写真(売り場におけるポップ掲出)は、これは明確にアウトに見えますね。。
グローバルGAPというのは生産管理の認証ですから、生産者としての義務・哲学の問題だと理解しています。
我々は一度正式に認証を受けましたが、更新をしませんでした。理由はシンプルで、「一度認証を受けるとフォーマットも出来てやり方が分かるので、あとは自分たちで運用できる」からです。「第三者に認証してもらう」ということに生産者から見て付加価値があるのかどうか?でいえば、現状は日本ではいまだほぼゼロです。
本件では、イオンがグローバルGAPの普及の為に旗振りしているように少し見えますが、農業村の中にいる立場としては、既にグローバルGAPの普及推進はトーンダウンしているかな、と感じ始めております。
グローバルGAPの認証基準で設定されている、労働安全・環境安全・食品安全の3つの軸から、現場の従事者に教育訓練を施し、進捗をチェックして、という「自己管理・評価システムを構築する」ことこそがグローバルGAPの理念であり本質です。
個人的には、グローバルGAPの「認証」にはお金もかかるから消極的というのは確かにそうですが、面倒だからやらないというのは生産者の態度としては明らかに怠慢であるかなと感じます。日々劣化する宿命にある青果品で農場を出たとき安全であったという物が、最終商品として陳列され買われた時にどれほど安全なのかというと正直農家には分かりませんし保証できません。
というか野菜の品質保持に関しては生産者より、流通、小売りで関わる人の数が多いため、彼らの品質管理に対する意識が占める割合の方が大きいと思います。
意識の低い小売りだと劣化して商品クオリティに無いものを平気で並べていたりします。それなのに生産者には顔を出してPRしてくれとか、認証を取って安全・安心とか言われると腹が立ちます。いやいや、それでクレーム対処だったりブランド棄損されるのは生産者の側なんですよと。ブランド棄損されるぐらいなら意識が低い売り先は切ることもあります。
いくら生産者がこだわっても売ってくれるお店の定員が商品を理解してくれなければ、各種認証を生産者が頑張っても無駄に終わる可能性の方が高いです。
なんかこの手の認証を基本とした売り方は本来品質管理は誰がするのか?を全て農家に押し付けているように見えます。
前に北川さんが現地レポを上げてくれた中国スーパーの方が、入荷が分かる区分けや廃棄する日が明確に色分けされていて、認証とか農家を全面に出すよりはるかに消費者や品質管理ということについて真剣に考えていると思いました。
大前提なのですが野菜・果物の品質はなによりもまず鮮度です。