ブラジル大統領選、首位ボルソナロ氏をアダジ氏がさらに追い上げ=世論調査
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来月のブラジル大統領選挙は、極右のボルソナーロ候補(自由社会党(PSL))と極左のアダッジ候補(労働者党(PT))が決選投票に進む可能性が高くなって参りました。
経済政策面では、ボルソナーロ候補は、経済ブレーンのパウロ・ゲーデス氏(シカゴ大経済学博士)に丸投げすると言われており、財政赤字の解消、中銀独立性維持、民営化の推進など、案外マーケットフレンドリーな政策を掲げてます。
(銃規制撤廃や、数々の移民排斥、女性差別など、破天荒な言動で拒否率も高いですが。。。)
一方、アダッジ候補は、同じ左派PTのルーラ・ルセフ両元大統領(2003年〜2016年)の政策踏襲から、歳出上限規定の撤廃、政府主導の大規模インフラ拡大、低所得者層への支援(バラマキ?)拡大、民営化反対など、「大きな政府」寄りの反マーケット型の政策が多いです。
(しかし、PTも数々の汚職事件でルーラ元大統領が収監中など、一部国民から信頼を失いつつあります)
ブラジル人の友人は、どちらの大統領が好ましいかよりもどちらが嫌いじゃないかを選択をしなければならない究極の選択だと嘆いている人が多いです。
注目のコメント
ちゃんとした二大政党制にならないと大統領選は厳しいなあ。
第3位に投票しても白票投じるのとあまり変わらないから、事前調査のトップ2氏のましな方を選ぶようになる展開。
で、どっちもひどいんですが、現政権の後継候補を選んでしまうと、有罪判決を受けて投獄されている元大統領のルーラが裏で実質的な指揮をとることになるんだよなあ。
投票権があったら本当に真剣に悩むところだったと思う。