過去最高入場者数。弱みを強みに変える企画の法則
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注目のコメント
「特徴を活かしたオンリーワン・ナンバーワンの企画をやる」ということですが、当然ながら言うほどには簡単ではないのは間違いありません。
昨日もコメントしましたが、この背景には、やはり腹を決めた経営者が強いリーダーシップでトライ&エラーを繰り返すというそこに至るまでのプロセスがあるのだと考えます。
1つの成功にたどり着くまでに99の失敗を経なければならないような確率だったとしても、経営者はビジョンも姿勢もぶらさずに、とことん覚悟を決めてトライ&エラーを繰り返す。
本連載を読んで、澤田さんの考え抜かれた打ち手も非常に勉強になりますが、一方で、成功者とは成功するまで失敗をし続けた人のことを言うんだなということも改めて感じています。"100万本のバラの花を咲かせられるのは、152万平方メートルという広大な敷地があるから。まさにハウステンボスの強みを生かしたイベントで、ほかのテーマパークではまねできません。オンリーワンでナンバーワンの自慢の企画です。"
マーケティングにおいてオンリーワンとナンバーワンは古典的ですが、確実に効果があります。
分かりやすいメリットはPR効果。テレビなどメディアは分かりやすい訴求しやすいネタに食いつきます。充分条件ではありませんが、必要条件です。ネットでも同じです。「ゴールデンウィークに行くべきテーマパーク5選」などのまとめ記事をよく見ると思いますが、その際にまとめられやすい。まとめられると検索結果の上位にきます。「これだ」というコンセプトがないのが、ハウステンボスの弱みである半面、「テーマにしばられる必要がなく、何でもあり」という考え方は新鮮。
確かにAKBのイベントを開催したり、ワンピースとのコラボイベントを開催したりとその打ち手は多様ですよね。
集客のために試行錯誤しても、結局レバレッジポイントはコンテンツの質であるということはどのビジネス領域でも言える普遍的なことなのかもしれません。
何がレバレッジポイントで競合に対してどの様な優位性を図っていくのか、という事業の本質を淡々と語られ、その領域がテーマパークであること自体が非常に勉強になります。