起業したが客は来ず。歴史書から学んだこと
NewsPicks編集部
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ーー「資金繰りがどんなに苦しくても、とりあえず3年はやってみよう」と決意しました。ーー
最近は「起業もサイエンス」で解き明かされる時代になり、プロダクトマーケットフィットという言葉もよく聞かれるようになり、3年どころか3ヶ月でダメならピボットせよ、と言われる時代、大変興味深い。
また孫さんが有名にした「タイムマシーン経営」がまだ活きていた時代でもある。インターネット、スマホによって情報の非対称性がゼロに近づきつつある今と違って、欧州で流行っている格安航空券ビジネスをいち早く日本でやる、数年はたいした競合が現われない、といった今の世ではありえない事があり得た。やったもの勝ちの時代でもあった。ゆえに当時の起業家は今のように賢い若者ではなく、相当な個性派、アウトローが多かった。お客さんが全然来ず、暇を持て余していたので、『ランチェスター経営戦略』『孫子』『武田信玄』『項羽と劉邦』『三国志』『史記』などの本をひたすら読んでいた!そして大局観を歴史書で身につけた!暇で読んだ本がすごいですね!
新規事業とは井戸掘りに似てる。地球上のどこを掘っても最終的に水は出る。だからこそ水が出やすい地域(成長市場)で掘るのが大事。決めたら自分を信じてやり抜く。結果が出ない時にどれだけ自分を信じられるか、ですね。
ちなみにHISとは、秀インターナショナルサービスの頭文字なのか。
『歴史書から物事を大局的に見ることの重要性を学びました。暇に飽かせて本を読んでいると、「継続は力」という言葉が目に飛び込んできたのです。それを見て、「資金繰りがどんなに苦しくても、とりあえず3年はやってみよう」と決意しました。』