百貨店各社、コンシェルジュ強化 ネット通販に対抗、固定客囲い込み
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情報が多過ぎて自分で選べずレコメンドやキュレーションして欲しい人が増えているというが、その流れだろうし、リクルートが力を入れているスーモカウンターやゼクシィ相談カウンターも同じ流れだろう。
追記:この流れでいくと百貨店が再び外商に力を入れるということになるかもしれないが、昔ながらの外商に現代のMAツールを導入したり、店舗を体験の場にシフトしてデジタル化したりすると、案外面白いことができるのではないだろうか。百貨店各社がコンシェルジュ強化に動いているが、本当にその方向で良いのだろうかと思う。百貨店の商品は90年代以降テナント化が進み同質化が進み商品の差別化ができなくなった。更にネット通販の台頭により品揃えの幅でも太刀打ちができなくなって来た。まずはこの商品戦略に改革が必要だと思う。更に閉店に伴い余剰人員を抱えてのコンシェルジュだとは思うが、今でも優位性がある外商にこそ力を入れるべきではないかと思う。そしてその改革は従来買い物のプラットフォームであった百貨店が、ネットを絡めた新しいプラットフォームを作り上げて欲しいと思う。
コンシェルジュ機能の強化については然程違和感はないが、ニーズとターゲットにズレを感じる。
『「20、30代を中心に、状況に応じたファッションや、お祝い事での贈り物などに関する相談が目立ち、ニーズの高さが浮き彫りになった」(広報)』
とあるのに結びでは、
『比較的高齢の富裕層を中心とした固定顧客の囲い込みを図る。』
となっている。
ニーズの在処が上記の通りであれば、短期的な収益が狙える高齢の富裕層向け戦略ではなく、若者に対して富裕層の世界観を植え付ける戦略を選択すべきではないか。
他にもターゲットを高齢の富裕層とした判断材料があるのかもしれないが、ターゲティングを疎かにすると誰にも刺さらない愚策になりかねない。