日米首脳「貿易で建設的議論」 朝鮮半島非核化へ緊密連携

コメント

注目のコメント

• 前田 康三

  現在の世界で米国と友好的な国家は、皮肉なことだが、日本と北朝鮮くらいしか残っていない。もちろんだが、米国と北朝鮮は潜在的な敵国なので、事務レベルは激しい言葉の応酬が続くが、トランプと金正恩の友好的な関係は続いている。トランプの米国と付き合うには、北朝鮮な方法を見習うべきでないか。
  その特徴は指導者同士で「合意」を決め、その後は事務レベルに丸投げするトランプのスタイルを巧く利用することだ。日本も適当な「合意」を結び、事務レベルで実際には何も進まない状況を作るべきだ。トランプは「合意を結ばなければ、日本は大変なことになる」と脅して来たが、その意図は「合意」を結ぶことで、日本に圧力を加えた「事実」を求めているだけだ。
  今から4日前の記事のPicksでコメントしたが、外交の要諦は51対49で勝ち、相手に49対51で負けたよう振る舞うことだ。日本は10対0の勝利を求めがちで、国民やマスメディアも51対49で勝ったところで、それを批判しがちだが、今の日本に必要なのは51対49で勝つ姿勢だ。国民の1人として交渉を注視したい。