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iPS細胞:血小板、臨床承認 京大、1年内に開始へ

毎日新聞
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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    血小板はけがをしたりした時に、血をかためるのに必要とされる細胞です。今回便宜上輸血を必要とする方が多い再生不良性貧血という疾患を選択したと想像しますが、将来対象となりうる疾患は他にも数多くあります。

    血小板の輸血は治療ではなく、あくまで足りないものの補充という意義ですが、この血小板はそもそも寿命が2週間弱、輸血製剤としての保存期間が4日間と非常に短く、容易に輸血製剤が不足するという事態が起こりえます。たとえば、ひとたび交通事故や災害などが起こると、輸血が大量に必要となるという状況もありますが、そんな時赤血球はあるが、血小板がない、という問題が生じるのです。

    長期的な視野では、このように保存が難しく容易に不足しがちな血小板を確保するための技術が1つでも増えると、大きな助けになります。

    加えて、今回対象としているのは、血小板を輸血しても、身体の中で壊されてしまい輸血が無効な患者さん。こういった方には、現状ではその患者さんと同じ「型」を持った献血者を探してきて輸血をするといった対応をしています。それは時に非常に難しく、必要な時に手に入らないということを実際現場で経験しています。比較的まれな病態ではありますが、今回の方法が確立すれば、そのような方には即効性のある対処法になります。

    短期、長期の有効性、安全性が確認され、いち早く現場で活用できる方法になれば、と思います。


  • NewsPicks 編集委員 / 科学ジャーナリスト

    昨日はずっとこの取材をしていました。
    今回の臨床研究の対象患者さんは、他人の血小板は移植できない方。オーダーメイドで必要な細胞を作製できるというiPS細胞の最大の利点を活かした研究と言えます。
    血小板の輸血は対症療法ですが、造血幹細胞の移植などの根本的な治療をする場合にもやはり血小板の輸血が必要になるそうです。患者さんにとっては、今回の研究で安全性が確立されれば、将来の治療の選択肢を増やせるかもしれない、というメリットもあります。
    一方、再生不良性貧血の患者さんの中で、今回の患者さんのように他人の血小板を受け付けない体質の方は全国でも数人程度。
    iPS細胞から血小板を作製する技術の臨床応用を目指すベンチャー会社メガカリオンは、他人のiPS細胞由来の血小板を輸血する治験を国内や米国で計画しています。


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    TAZ Inc. 代表取締役社長

    血小板は核を持たない細胞なので癌化するリスクが低く、iPSの臨床応用が最も早いだろうと言われています。初の臨床研究承認ということで楽しみです。


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