【10分講義】これからの「リーダーシップ」の話をしよう
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【From editor】早稲田大学ビジネススクールの入山章栄准教授による、世界最先端のリーダーシップ論と経営学を、10分で学べる〝バーチャル講義〟です。途中途中で「まとめメモ」を入れていますので、それを先に読んで気になったところをじっくり読んでもいいかもしれません。
経営学の最新組織論では、「ネットワーク」が中心となる世界を〝予言〟していること。そのネットワークは、これから中央集権型から分散型になり、私たちの働き方も大きく変わること。などなど「世界の最先端はこうなっていたか」と目からウロコの連続でした。
ちなみに、バナーデザインの黒板イラストに書かれている文字は、実際に入山さんが書いたものです。私が所属してきた組織は「渡邉美樹」「高橋がなり」という有名カリスマ経営者がまさにレッド型で伸ばした会社でした。
そこから学ぶことも多かったですが、その下の中間管理的な立場の人は無理難題のリレーで結局組織がブラック化していき現場が疲弊。人が定着しないことが多い。需要の多様性や社会変化に対応しにくい組織でした。
しかし、ほんとつい10年ぐらい前までは「強いリーダーシップこそが必要」って一般的に信じられていたように思います。
NPO経営においてはまさにティール型が適しているのだろうと思います。
私の存在感を減らしていくことを心がけたいと思います。
(今日の日経新聞 REVEW2020 秋川雅史さんのグラビア記事で私どものNPOとスタッフが紹介されていますが、私の名前はありません。こんなことも大事のように思います。代表の名前で語られる組織にならない)さすが最終回。これまでの連載内容が恐ろしい完成度でまとまっています。
今後の組織のあるべき姿をティール組織を題材に深めていくと、現在の株式市場メカニズムへの問題提起につながるのはまさに同感。株式会社という形態や上場企業のあり方も変わってくると思います。本来は不特定多数の株主に影響を受ける形態より、よりその企業の"独自性"(≒自分らしさ)に共感する持ち主の影響を受ける形態であるべきで、つまり、資本ではない「共感価値」への貢献を対価として会社保有に参画してもらうような統治形態が望ましいと思います。
また、これからのリーダーは"サーバント・リーダーシップ"が重要との指摘も同感です。既に経営者2.0として活躍しているのは"自然体"で肩の力の抜けた、でも、人から応援される何かを保有、あるいは、創造し続けている方々だと実感します。