欧州で急速に高まる中国企業への警戒感 中国人経営者に足りない外国経済社会・文化を尊重する見識とセンス
コメント
注目のコメント
1976(昭和51)年、会田雄次は、『日本人の生き方』(講談社学術文庫)の中で、「ヨーロッパ人の日本人憎悪」という見出しの下、次のように書いていた:
私は数年前ベルギーを通り、新聞を読んで驚いたのですが、こういうことが書いてあります。「観光バスが大通りの宝石店にとまるごとに、中から金歯をはめたドブネズミの大群が降りてきて、あっというまに店のものをみんなさらっていってしまう」。……日本人が戦前のように、まだ国際社会に乗り出していない、貿易品でも、“安かろう、悪かろう”で勝負していたころには、ヨーロッパ人にはまだ安心感があった。……ところが、このごろの日本の商品は、“高かろう、よかろう”でもって勝負するようになってきた。そして、それがどんどん売れるようになってきた。ヨーロッパ人にとって、これほど腹の立つことはない。何百年もの、おれたちだけが作れるものがあり、おれたちだけが世界をリードしてきた、という自信と誇りが根底からゆるがされているのですから。しかも、そういうものを作り出しているのが、見るも醜悪むざんな……日本人であり、礼儀をわきまえない連中である。それが、おれたちのかなわないようなものを作り出して、世界中を売り歩いているとなったら、これはもう憎むのがあたりまえです。お金のある所が企業を買収する
それが資本主義社会でしょう?
と言ったら身も蓋もないですが、
外国経済や社会、文化への理解不足は、どんな国間でもあり、
中国が突出して多いとも思えない。
ある日本に進出しているフランス企業は、日本の商習慣に全く理解が無いなんてよく聞く話です。
逆に、吉利傘下になったVolvoは、フォード時代より調子が良い。
何でも中国を悪者にするのはどうかと思います。