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アルゼンチンとブラジル、通貨が最安値更新

日本経済新聞
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  • ブラジリア在住 公務員

    ブラジルレアルは1ドル4.2レアル台に一時期突入する安値となっており、1年前のブラジル赴任時は1ドル3.3〜3.4レアルだったことを考慮すると大分レアル安が進んだ印象です。

    来月投票が予定されている大統領選挙が、今後の為替市場を大きく左右すると言われていますが、相変わらず有力5候補で飛び抜けた候補者がおらず、情勢は混沌としています。

    最近の大統領選挙を巡る動向は、以下の通りです。

    ・市場関係者は、現政権の改革路線を継承する中道派・アルキミン前サンパウロ州知事(PSDB・伯社会民主党)を期待しているが相変わらず国民から人気が無く、支持率が伸び悩んでいる。
    ・収賄とマネロンで収監中のルーラ前大統領による後継指名を受けた、左派・アダッジ元サンパウロ市長(PT・労働者党)の支持率が伸び、市場は放漫財政の左派政権復活を警戒
    ・世論調査首位を走り、先週暗殺未遂事件に遭った右派・ボルソナーロ下院議員(PSL・自由社会党)が再手術を受け、今後の選挙活動に支障が生じる恐れ


注目のコメント

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    株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト

    共に経常赤字通貨であり、この点はトルコリラも変わりません。利上げだけで止められるにも限度がありましょう。


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    第一生命経済研究所 首席エコノミスト

    ある意味、米国が利上げに邁進するなかで、高インフレ経常赤字国の通貨が下落するのはある程度予想されたことですけどね。


  • コモンズ投信株式会社 代表取締役社長兼CIO

    足元で、米国一人勝ちの様相を強める世界経済において、新興国通貨の調整はしばらく続くと思いますが、ここからは対外債務や資源依存度などにより選別されていくことでしょう。


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