バーバリーの売れ残り廃棄中止が高級ブランド業界を揺るがす理由
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先日NHKの「クローズアップ現代+」でも取り上げられていたけど、
余剰在庫の闇は昔から業界では必要悪の常識になっています。
日本でも供給量が消費量をはるかに上回り、その差は開く一方。
国内だけでも14億点の余剰が出ていると言われています。
http://shogyokai.jp/articles/-/1077
かかる倉庫代や在庫にかかる税金も重くのしかかる上、投げ売りはブランド力を毀損するために、焼却という手段も取られているのが現状。
この余剰リスクももちろん価格に反映している。
なんでこういうことが起こるかと言えば、店舗を増やせば在庫が必要になり、
無駄に在庫を積むことが余剰を生む、という連鎖。天候や工場の最小生産
ロットなどにも左右されるため、在庫は本当に頭が痛い問題。
安田さんがおっしゃっているように、ショールーミング店舗、オンデマンド、D2Cモデルなどで解決するしかないのかしれません。
SNS施策などで他ブランドをリードするバーバリー。来週は新デザイナー、リカルド・ティッシによるお披露目ショーで以下のような画期的な取り組みを始める。
それだけにバーバリーの施策は業界全体に波及する予感がします。
『バーバリー(BURBERRY)」は、2019年春夏ロンドン・ファッション・ウイークで発表するショーに合わせ、24時間限定でコレクションアイテムの一部を発売する。現地時間9月17日の午後5時30分(日本時間で18日午前1時30分)からインスタグラム上で販売。インスタグラムのショッピング機能の活用は、同社として初の試みだ。』
https://www.wwdjapan.com/687187バーバリーの廃棄取り止め問題。記事でも指摘がある通りこれがどこまで波及するのかは大きな問題。ファッション業界では、ビジネスモデルごと再設計することが求められます。バーバリーは毛皮使用が動物愛護団体から批判されていた、とのことなので特殊事例なのかもだが、SDGs(持続的な開発目標)が浸透していけばどこかで難しくなるタイミングは来そう。
先日のガイアの夜明けの、「余った服で福がくる」の回では対策として海外への売却と、リメイクが紹介されてました。FILAとビームスが組んだリメイク商品は面白いので、ワンポイントでバーバリーチェックをいれてリメイクするセカンドライン、みたいなのもできてくるかもですね
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/smp/backnumber4/preview_20180724.html需要予測の難しいのと、廃棄ロスより機会ロスを避けたいのかなぁ。難しい問題ですね。こうなったら、リアル店舗を完全ショールームにして完全に受注生産、販売に切り変え?!笑。あっ、思いつき投稿済みません。