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“科学技術強国”中国の躍進と日本の厳しい現実

NHKニュース
「科学技術強国」へと躍進しようとしている中国。莫大な研究費で超大国アメリカに迫ろうとしています。
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日本の半導体産業の衰退を内外で体験した1人として、正直、もう無理だと感じてしまう。これからの日本は貧しい国になっていくしかない。歴史家が振り返ったとき、こうした日本の衰退は、教育にお金を投資できなかったことが原因とされるだろう。なんとも悲しいことだが、これも現実だ。個人レベルでは、できる範囲で、前を向いていくしかない。
日本の国家予算の配分を決める政治の場に基礎科学の重要性を骨身にしみて知っている人がいないのが原因では。中国は習近平をはじめ政治のリーダー層に理系出身が多いのが効いていると思う。

「『こうやれば必ず結果が出ます』というのは科学ではありません。わからないことに挑戦してみようという精神を失ってはいけない。成果がありそうなところに集中投資ばかりしていたら、新しい研究の芽が生まれてくることはないと思います。これから日本からノーベル賞受賞者が続々と生まれるかというと、だんだん難しくなってくると思います」

ノーベル賞受賞者でもある大隈先生のこういった言葉は僕らのような研究者には響くが、恐らく政治家には何も響いていないのだと思う。
はい↓。そしてその繋がりは、欧米のトップ研究者のもとでPhDをとった中国人学生さんによるものがほとんどですねぇ ニホンは実質それ無しで現在があるのはスバラシイんですが、これからはそうも行かないでしょうねぇ 中国政府が重要と判断し、投資をする分野では、差は急速に開いていくでしょうねぇ

「中国の科学技術が伸びた背景には、世界のトップレベルの知とつながっていることがあげられます。世界のトップレベルの科学者と中国の科学者が常に一緒に研究しており、国際共同の論文数は日本よりもかなり伸びているのです。」

追記(コメント欄を拝見して)
ワタシは大隅先生の仰る基礎研究への投資と、記事で描かれている、中国政府の投資とは少し異なると思っています 中国も大規模な研究資金投入には、中短期的視点での市場価値に基づいた、強烈な選択と集中を行っています その一方で、中短期的成果を見いだせない、「使えない」分野に関しても継続投資、特に人が途絶えないように、欧米の関連グループへ若い人々を送り続けたり、欧米のシニア人材をパートタイムで招聘したりしています 全体の額が違いすぎる、と言ってしまえばそうなのですが、これらの中短期的と中長期的投資を一括に見てしまうと、彼の国の戦略の本質を見誤るると思いますねぇ (あまりバラさなくてもいいかな?)
重い記事ですけど、これが現実。

この記事で思い出したのが、1991年のNHK三宅アナウンサーが出ていた「電子立国日本の自叙伝」。バブルが弾け始めた頃でしょうか。当時私は大学院生で、あの熱いドキュメンタリー番組を観て「科学技術立国日本で研究者の道に挑戦したい」と心が震えたものです。

あれから25年くらい経って、あまりにも厳しい状況に追い込まれつつあります。私があの頃思い描いていた大学の研究者と、今の研究者の環境は全く違うように思います。

今の日本の大学院生はこういうNHKの報道を観てどう思うのか。日本で研究者になろうなんて思わないでしょうね。元気な人は海外に挑戦するかもしれません。

皮肉にも今は、人手不足で空前の売り手市場ですから、そこに自然に飲み込まれて行くのでしょう。グローバルには博士が増えているのに、このままでは日本は奈落の底に落ちて行く。

まぁ、できるところからタフに仕掛けて行きましょう!
以前に日本の大学から中国科学院上海植物逆境生物学研究中心に移った河野洋治さんのお話を聞きました。中国の研究支援の充実っぷりもさることながら、日本の貧しさについて鋭く指摘され、「日本はお金がないのは仕方がない。ならばせめて時間は確保するべき」と訴えられていました。雑務や競争的資金確保の計画書作りや、研究以外にとられる時間が増えているとのこと。まずはここが改善点になりそうです
深センでも、ここで言う千人計画のような優秀な技術者誘致が行われていて、そのうちの1人で東大から戻られた方は、誘致の際、個人に300万元(約5,000万円)、事業に5,000万元(約8億円)を融資してもらった上で、VCや協業向けのネットワークの紹介までしてもらったそう。

その方が言っていたのは、日本に比べて良いのは、「とにかく技術を実用化し、市場に出そうとする姿勢があること」で、それを政府や自治体が後押ししてくれることだ、と。
私は中国科学院物理研究所の宿舎に住んでいるが、物理学者と会話して、科研費のことは良く出てくる。数年前より倍増化したとかよく聞く。
最新の設備は日本円にすると数千万円だろうが、隣の研究室が買ったので、内も申請して買ってきたとか聞く。
そんなに稼働率が高いとは思わないが、とにかく科研費が余っているぐらいあり、つい買ってしまった。
浪費もひどいと感じている。
記事のメモ(2016年 研究開発費)
米国 51兆円, 中国 45兆円, 日本 18兆円.

日本は社会保障費の穴に45兆円も投入している場合ではないと思います。
日本の伝統あるはずの組織の人とお金の使い方の古臭さを感じる度に、今変わらないとすぐに圧倒的な差をつけられて皆惨めな思いをして悲しむ人達が増えるんじゃないかなと思ってしまいます。
中国がいかに科学技術に力を入れているか、その一方で日本の研究現場がいかに疲弊しているかが如実に伝わってくる記事。
研究開発費の総額で中国に太刀打ちすることは到底不可能でも、お金の使い方を変えれば何とかなるかもしれません。まずはこれまでの「選択と集中」をはじめとした科学技術政策の失敗を認めることが大事かと。

毎日新聞科学面でも、この問題を多角的にとらえる企画「幻の科学技術立国」を連載しています。第1部は日本の科学技術力の衰退や集中投資した分野で生じている問題を具体例と共に紹介。第2部では近年の科学技術政策の歴史をひもとき、失敗の背景に迫っています。現在、第3部の準備中。
特設ページから各回の記事が読めます↓
https://mainichi.jp/ch180409438i/%E5%B9%BB%E3%81%AE%E7%A7%91%E5%AD%A6%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%AB%8B%E5%9B%BD