エリートこそ「AI革命」の担い手だ~東大生がインターネットよりAIに“向いている”理由とは?
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東大生らエリート。コンサルや投資銀行などで働くプロフェッショナル。彼らがインターネットではなくAIに「向いている」という椎橋さん。非常に面白い取材だった。産業革命を整理した図が分かりやすい。DigitalBCG Japanの資料も→
http://image-src.bcg.com/Images/Using_AI_to_Create_Advantage_tcm56-192147.pdf
注目のコメント
非常に刺激的な内容の記事。インターネットとAIの原理の違いをわかりやすく説いた上で、「AIによる社会変革はまだはじまっておらず、日本にもまだ勝機がある」と説明する。
また、既存産業に根を下ろした企業のほうがAIによる恩恵が大きいので、本気で導入に取り組めば、業務改善を劇的に進めることができるといった指摘も興味深い。
僕がいま関わっている新聞社なんかも、AIの活用に真剣に取り組めば、30年後生き残ることができるかもしれない。
—
重要なのは、「インターネットによる革命」と「AIによる革命」は、本質的に意味合いが異なるということです。
つまり、インターネットがもたらしたのは情報流通の変革だったので、「消費者にとっての革命」という意味合いが強い。例えばAmazonは、既存の小売の店舗などのアセットを全く使わずインターネットで賄ったことで、消費者の利便性が劇的に上がり、受け入れられました。
すなわち、ECという新しい市場を開拓した。このように、既存産業とは全然別のところで起こる「新市場の開拓革命」が、インターネットがもたらした変革だと思います。
一方でAI革命は、消費者ではなく、既存産業側の生産性が劇的に上がることがメインになると考えています。既存産業のコアな業務プロセスがAIに置き換わる。例えば、自動車メーカーなら、一連の自動車生産プロセスがAIに代替されるということが、社会にとって最もインパクトが大きいのです。
—そうなのか!まだまだチャンスがありそう
現在のディープラーニングの状況は、1990年代後半の「インターネット」みたいな状態です。つまり当時は、HTMLファイルを書くことができてウェブサーバーを立てられれば、企業からホームページ作成の注文がたくさん来ました。