三菱電機など機械大手、米国向け製品の生産を中国から第3国へ
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こういったときにどれだけフレキシブルに生産体制を変更できるかも生産力の一部。
一般論として、ココム規制もあり、工作機械のうち中国で作っているものは最先端ではない、コスパが良い製品。コスパゆえに関税が競争力に大きく効いてくる。
ただ、コスパに効く要因としては中国で生産していることはそこまで効いていないのかもしれないと記事を読んでいて思った。中国で生産しているのは地産地消という側面もあるし、何より下記の言及が興味深い。中国の競合相手、というのが具体的にどの企業を指しているか分からないが、日本からの輸出というのは日本企業を中国企業が買収したケースもいくつかある。
『中国の競合相手はタイや日本からの輸出が多いとみられ、ツガミは制裁関税分を製品価格に転嫁しにくいと判断したようだ。最終生産地を当面変更し、競争力を維持する。』機械メーカの中国進出は1990年代以降本格的に進み、20~30年の歴史を積み上げてきています。この歴史の中で注ぎ込まれた投資(人・もの・金)は想像を超えるものがあり、特に人の育成や人的ネットワークの構築という、数値化が難しい財産も築き上げられてきたと思います。
確かに米国は怖い存在ではありますが、隣国で築かれた絆も大切にして欲しいと思います。隣国は政治的には難しいお相手が多いですが、一個人としてお付き合いすると、同じ顔をしたアジアの同胞感があります。
ビジネスはうつろい行きますが、人としての繋がりは大切にしたいと思います。