ソニー ２０４０年に消費電力を１００％再エネ化
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最近はESG投資とかいって、こうした指標がマーケットから重視されてしまうようですが、1企業の消費電力が100%再エネ化することを社会貢献の指標として評価してよいかどうかについては微妙な気がしています。
企業の消費単位で再エネ化すれば、なんらかの形で一定程度の再エネコストを負担したことになり、その点は評価できますが、全て自社開発の再エネでもない限り、他の人が買う可能性のあったものを買っているわけで、後参者に火力などの数値を押し付けているとも言え、数値としては早い者勝ちの自己満足（株主の）と言えなくもないです。
また、別にその企業が国全体の電力供給のバランスに責任を持つわけではないので、消費比率でアピールすることは、安定化コストをタダ乗りし、不安定性を外部に押し付けていることも意味します。
製鉄会社など、業界によってはこうした動きが難しい企業もあり、不公平感も否めません。気候変動という名の下には、あらゆる行動が正当化されてしまうのかも知れませんが。
まあ、ちょっと言い過ぎかも知れませんが、ある意味「非核平和都市宣言」している自治体みたいなものですね。この集合体としては理想は実現できないという意味で。
ESGを無視できなくなっているという世の中になっている時点で、おかしな世の中なわけですが、対応しないといけない企業経営者も大変だなと。米国は元の電気も安いですからね。
いずれ言われなくなる時が来ると思います。
