【秘伝】「奇跡の国産バナナ」を生んだ男。永久凍土を農地に
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注目のコメント
この特集を担当している川内です。以下は、田中さんのインタビューを終えた時に頭に思い浮かんだ感想です。
「アメリカではガレージから世界を席巻するイノベーションが生まれたけど、日本では昔話のような田園風景のなかから世界を揺るがせる発見が生まれた。それもまた日本らしい」
（原稿のなかでも一部使いました）
なにを大げさな、と思う方もいるかもしれませんが、田中さんの発見はリアルに農業や植物学の常識を変えました。気候条件では日本で栽培するのは不可能と言われるような熱帯の植物（バナナ、アサイー、コーヒーなど）が田中さんの農園ではでかでかと育っているのです。
田中さんは「日本で初めてバナナの露地栽培を可能にした男」として様々なメディアに登場しているのでご存知の方も多いと思います。でも、バナナは最初の一歩に過ぎません。本人も「バナナはもう飽きた」と苦笑していました。
田中さんは既にバナナの栽培を可能にした方法の応用に成功しており、今や国内外の企業や研究者が注目する存在です。岡山が生んだ風雲爺（最大限の尊敬を込めて）が世界を舞台にどんな挑戦をしようとしているのか。
ぜひご一読ください。
追記
凍結覚醒法の詳細については、田中さんの著書をご覧下さい。本一冊になるほどの内容なので、ここでは概略にとどめて、田中さんという人物に焦点を当てました。この方のことは存じ上げませんでしたが、40年間私財と膨大な時間をかけて「趣味で」研究し、常識をひっくり返す発見をし、その後も更に進めている、というストーリーに朝からしびれました。バナナは基本は輸入品で無農薬や有機栽培のものもほぼない均一マーケット。無農薬で栄養価も高い、という「プレミアムマーケット」が新たに立ち上がる余地は大きいように思います
（追加加筆しました）
（さらに追記）
★takaoさまのリンク、めっちゃ重い、すごいボリュームでした。でも内容とても見やすい！勉強しまーす。
★これに言及するのもなんだかなと思いますが、記事中日本ではバナナの害となる虫や菌はないとありますが、ゾウムシやカイガラムシなど割とつきます。この虫たちが病気運びます。
↓原文
私もバナナ、コーヒー、パパイヤ、パッションを育てていますので食いつくように読んでしまいました。
沖縄では露地栽培はどれも可能です。
日本で初めて、というとちょっと？と。
ほとんどが県内消費だからですかね？
バナナは青いうちに収穫しその後追熟させるわけなのですが、
それが非常に難しいのです。
スーパーでバナナをよく見てもらえるとわかるのですが、
有機JAS認証シールがはられたものがあります。価格も割高です。
これは収穫後に燻蒸処理をしてないバナナです。
燻蒸とは虫を処理するためシアン化水素などで消毒する作業です。
そして田中さんのバナナはどうなのかとても知りたいのですが、市販されている輸入のバナナと違い、国産露地バナナは皮が非常にカビやすい。量を確保しないと洗浄と消毒をして流通に乗せるのがむずかしいなと思っています。
追加↓
カビは栽培中でなく収穫後です。これが新パナマ病なのかはしらないんですが…
木の上で完熟させるとトップとボトムの熟が揃いません。
これもこの育種だと大丈夫なのか？
虫は？葉擦れなどによる傷は？
あと青バナナじゃないと輸入してはいけません。
これは害虫や防疫のためです
何年か前、新潟かどこかの温泉地で地熱を利用してパッションフルーツを栽培しているというのをみました。
これも農家ではなく、土建屋の社長が趣味が高じて栽培された話だったような…
普及所だけでなく、もっと民間でもこんなふうに研究がすすめばとおもいます。
皆様沖縄に来られた際は産直市場にいくと、
バナナやパッション、アテモヤやドラゴンフルーツなど見つけることができると思います。
沖縄だから全て露地でできるわけでなく、ウイルスを防ぐ意味でハウス栽培のものも多くあります。
その辺はとても課題なんだろうなあと思います。
弊宿にいらっしゃれば、庭にバナナ、パッション、ドラゴン、パパイヤ、コーヒーの木がありますよ！バナナはいま三本実をつけています！（宣伝）
