「ホモ・デウス」が描く、私たちが想像もしなかった未来
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サピエンス全史の著者ハラリの続編「ホモ・デウス」がようやく日本語化。
人類のこれまでの史を書いてきたサピエンス全史とは対照的に「ホモ・デウス」はこれからの人類の未来がテーマです。人類が飢餓や貧困を克服してネガティブな面を克服しつつあるからといって人類の継続的な幸福が達成されるわけではなく、今後の人類の最重要課題の一つとして残るという話が書かれています。ハラリは3つの問いで本書を締めくくっている。これらを念頭に、落合陽一さんのデジタルネイチャーを考えると面白い。
1. 我々の生体器官は、ただのデータの集まり(アルゴリズム)なのか?人生は、ただの情報処理なのか?
2. 知性と意識のどちらにより価値があるのか?
3. 心はないけれども極めて知性的なアルゴリズムが、我々について我々自身よりも知っているとき、社会や政治や日々の暮らしに、何が起こるのだろうか?ユバル・ハラリ氏の『ホモ・デウス』の日本語訳が出た。英語圏では、既に次の本が出て話題になっている。タイトルは"21 Lessons for the 21st Century"。
英語のサイトにはいろいろなこの新著のインタビューが出ているが、下記のCBSニュースのインタビューが面白い。テクノロジーによって変化が早くなり、人生は100年超に長くなり、我々には、この変化に適応する心理的な力(emotional intelligence)が必要と説く。これは心理学的には、心理資本(Psychological Capital)と呼ばれているものである。
ホモデウスで論じられていたように、真のハピネスを追求し、変化の中でハピネスを得る手段として、変化に強い心を我々は身につける必要がます。実は、これは、実は訓練や学習で高められるものであることが学問的な検証されている。この課題は、人類に不可逆的に起きる変化として重要だ。思考が刺激される時代である。
https://www.cbsnews.com/news/author-yuval-noah-harari-rise-of-artificial-intelligence-makes-mental-resilience-so-important/