【1分解説】経団連会長の「就活ルール」発言が波紋を呼ぶ理由
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わかりやすいです。もうこの話題に関しては論点が出尽くした感もあり(だからこそ経団連ですら動いた)、議論の余地は無いようにも思います。大学の勉強が疎かになる、という声もありますが大学の勉強をしても企業が採用でそれを評価するわけでもないので大勢に影響があるとも思われません。
全ては入ってから何をするか分からない総合職採用に紐づいており、総合職採用は終身雇用に紐づいています。そして終身雇用に年功賃金、残業、異動が結びついているわけです(どれも制度維持のための調整弁です)。究極的には政府・与党の目指す「働き方改革」に繋がる話です。今年6月、経団連の中西会長をインタビューさせて頂いたときから、https://newspicks.com/news/3123385/body/?ref=search
中西さんは、「そもそも、ああいうの、やめたらいいと思うんだけどね。経団連の指針なんか(笑)。就職の解禁は6月だの、何だの。そういう制約を、なんで経団連が言わなきゃいけないのかと思います。経団連内部だって、実は反対意見のほうが多いんですよ」と仰っていました。そして、今月3日の「指針、廃止すべき」発言です。やはり、中西会長は有言実行だと胸が高まった瞬間、安倍総理の牽制…。
そもそも「就活ルール」とは、いつ何のために出来たのか? をわかりやすいスライドで振り返るとともに、新卒一括採用に代表される日本型雇用の歪みがきている背景について迫ります。グローバル企業で長く働いていた人間としての生活実感ですが、日本人はルールは守るものと思っている。
一方で、抜け目のない海外の優秀層は、ルールは只のガイドライン、守らなくても問題な~し、と考えている。
日本の国際競争力の低さの一つに、ルールチェンジ競争にめちゃくちゃ弱いという点があげられる。
ルールは変えてなんぼ、新しい規範を作ったものがビジネスを制するのは、昔から世の常。
という前提で考えると、今回の議論は極めて日本的で、まだまだ改善の余地あるなあと思ってしまいます。