「最強のメーンバンク」は? 全国150万社徹底調査 地銀の強さ光るが…再編加速か
SankeiBiz(サンケイビズ)
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国内151万社のメインバンクシェアの調査で、トップは三菱UFJ(8.2%)。
都道府県別シェア上位は、山陰合同(島根65.9%)、紀陽(和歌山63%)、滋賀(滋賀61.6%)、南都(奈良60.2%)。
信金トップは、京都中信。
取引先企業の「いきの良さ」を測る増収増益率では九州地銀が上位。
倒産比率では信組が上位。
増収増益率以外の結果はイメージ通りです。
経済集積率が低い地域でかつ1行地銀(除く第二地銀)がシェア上位であることは至極当然(県内総生産で島根45位、和歌山38位、奈良39位)だと思われます。
そのなか、滋賀銀は頑張っているなあと思います(滋賀県24位)。企業進出目覚ましい栗東・草津で京都銀行の攻勢にさらされ、湖西・湖南で京都中信等とも戦いながらの圧倒的シェアを確保しています。
一方で、信組の倒産比率上位の統計は気になるところです。これまで、メガバンク(旧都銀)は、全国の地銀を系列化して
実質的な全国支配を図ってきたが、背に腹はかえられぬと思う地銀が系列の縛りから離れて顧客の囲い込みを始めているということだと思う。
何の不思議もない、当然の流れでしょう。
この先、地銀の統合が進み、スーパーリージョナルバンク化が進むのは、時代の要請。
そのあとには、メガバンクとのゼロサムゲームに突入するという、仁義なき銀行サバイバル時代がやってくる。県内シェア6割越えとなると、これまでの営業努力の成果というポジティブな面だけではなく、独占的弊害やモラルハザードの温床というネガティブな面も気になります。金融庁はどう考えているのか、注意しておきたいと思いました。