楽天、仮想通貨事業に参入へ みなし交換業者を買収
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将来仮想通貨による決済を展開するための布石ということもあるかもしれませんが、プレスリリースにあるように金融事業としての品揃え強化の意味の方がまずは強そうです。楽天Gr入りでコンプラ、システムについては堅実なものが出来上がると期待します(楽天のオペレーションは極めて真面目という印象を持っています)。
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0831_02.html?year=2018&month=8&category=corp%20ir%20fintechこう来ましたか。みなし交換業者なので、格安で買収したわけですね。
楽天の狙いは、
「暗号通貨(仮想通貨)交換事業への参入を目的とした単純な買収」
ではなく、
「独自トークンの開発・流通をからめて楽天経済圏の拡大を一層狙う」、
という話でしょう。
さて丁度、本日LINEが「LINE Token Economy」構想を発表したのもタイムリーな話です。
【参考記事:LINEがトークンエコノミー構想を発表、独自ブロックチェーンによる「LINEエコシステム」を公開】
https://newspicks.com/news/3284041
さあ、どうなりますか。楽天とLINEのトークンエコノミー(経済圏)確立の争い。
そして海外も含めて見渡すと、AmazonやFacebookなどがどう動いてくるか注目。
タイムリーにも動画サービス「Facebook Watch」が日本にてサービスイン。
【参考記事:Facebook Watch 、日本でもついにサービスイン:世界展開で20億人にリーチ】
https://newspicks.com/news/3280291
付加価値の高いサービスをつくりあげて利用ユーザーを広げて行くほど、トークンエコノミーの展開効果も上がります。
資本力のあるビッグプレイヤーたちが、このようにトークンエコノミーの覇権争いを繰り広げて行く、今後の戦いに注目ですね。楽天は、自身の金融事業セグメントのall lineupを完成させて、楽天経済圏を完成させ、それをベースにして改めて非金融事業を拡充させて強化を図るように見受けられます。
既に楽天の利益の源泉は金融事業となっています。
けれどもみんなのビットコインは、金融庁による行政指導の結果、かなり杜撰な実態が明らかになっています。
2.65億円は安いですが、潜在的なリスクがそこには漏れなく付いて来たはずです。どう舵取りするのかと注目です。