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【独白】ジョブズの影に生き続けた娘が語る、父の悔恨

NewsPicks編集部
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  • The Japan Times 共同編集局長/Co-Managing Editor

    ジョブズの婚外子、リサ・ブレナン=ジョブズが執筆した回想録「Small Fry」はメディアで「暴露本」と紹介されることもありますが、ブレナン=ジョブズがそのような安直な気持ちで執筆したものではないことが、記事から伝わってきます。
    父ジョブズに無視され、邪険に扱われた時期がありながらも、父との複雑な関係を自分なりに整理するために綴った文章を発表することで、彼女のなかで一つの決着がつくのかもしれません。


  • ジャーナリスト

    ウォルター・アイザックソンの書いたジョブズ伝に記された内容と整合性があります。アイザックソンのジョブズ伝には、天才起業家と人格破綻者としての両面がバランス良く描かれている。婚外子のリサに対する罪悪感から、開発した製品にその名をつける下りなど、愛情はあるのだろうけれど、適切に表現できない様が現れています。

    しかし、ご本人の経験したエピソードからは、毒親としか言いようがないやり取りが伝わってきます。相続額がもっと多かったら、ビル&メリンダゲイツ財団に寄付した、というコメントに、リサ氏の心情が端的にあらわれている。今の幸せそうな様子に、よかったな、と思うばかり。


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    立教大学ビジネススクール 教授

    「『Small Fry』を書いた目的のひとつは、父親の富は膨れ上がる一方だったのに、実の娘にカネを使おうとしなかった理由を知りたかったからだ。」「パウエル=ジョブズとの子どもたちには、もっと自由に使っていたのに──。しかし今は、カネが堕落を招くことを、自分に教えようとしたのだと思っている。」


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