7月完全失業率は2.5%に上昇、有効求人倍率は44年半ぶり高水準
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注目のコメント
失業率は上昇しましたが、年度明け以降減少が続いていた就業者数が増加に転じましたし、労働参加率も上昇に転じましたので、雇用環境は小幅改善と見ていいでしょう。
ただ、4~6月で60万人以上も減った就業者が4万人増えただけですから、改善は限定的といえるでしょう。
気になるのが、非自発的な離職者の増加が続いていることです。
これは先月も指摘しましたが、有期雇用の無期転換ルール導入に伴う雇い止めの影響が出ている可能性があるかもしれません。失業率が上昇したと言っても前月とほぼ変わらず、原数値で見た場合の減少基調は続いているので問題はありません。有効求人倍率が上がっていることを考えても、「雇用情勢は改善している」ということで、よいと思います。