障害者雇用水増しに「怒りより痛み感じて」 車いすの歌姫の叫び
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あるニュース番組で、官公庁の元人事担当者からヒアリングした言葉が紹介されていました。
『障害者雇用率を達成することしか頭に無かった。中身は見ていなかった』
今回の記事にもある通り、障害者を法定雇用率達成のための「数字」としてしか見ていなかったのだと思います。
そのような姿勢で雇用された場合、多くは仕事も与えられず、いてもいなくても変わらない状態になってしまうでしょう。
民間企業では、徐々に「採用」だけでなく、入社後の「活躍」を意識した雇用が進み始めているように思います。
官公庁においても、今後は水増し分を補填しようと雇用が進んでいくと思いますが、逆行した動き(「採用」にばかり着目した動き)にならないことを願います。記事を書いた記者です。
官庁による障害者雇用水増しについて、ビジネスやエンタメの前線で活躍する障害者タレントの方々に本音を語っていただきました。
彼女たちは30代。同世代の私は学校で「差別はいけないものです」と教わりました。
しかし、彼女たちが仕事や就職活動中に企業から受けた苦痛は、とても今の日本の出来事とは思えないものでした。
たぶん、怒りに任せて官庁をたたくのは簡単なことです。でも、彼女たちが本当に望んでいるのは「怒りより、まずは私たちの痛みを感じて欲しい」ということでした。
とある偉い政治家が、「水増しは悪意でなく慣行で行われた」と仰ったようですね。
彼女たちは「数字」ではないのです。当たり前ですが、一人一人違う血肉の通った人間です。なんとなくの「慣行」でそんなことをされたら、当然、傷つきます。
怒ったり、あるいは安易に「共感」してしまうより、まずは彼女たちの痛みを少しでも自分のことと感じたい。そう、思いました。現場の取材を通じた本記事を何度も読み返しました。
服部記者、ありがとうございます。
今まで普通に不自由なくこなしてきたことが、
ある日からサポートが必要となった方の中には、
様々な2次障害と向き合いつつ前向きに
訓練に精励されている方も少なくありません。
私は企業の採用担当の方々に、
「必要な配慮さえあれば必ず戦力になる」とおススメします。
障害者雇用の義務が生じていない規模の企業において、
事業推進の中核的なポジションを任されている
元相談者さんからの近況メールが私の楽しみの1つです。