気象情報をビジネスに利用して!気象庁がビッグデータ提供
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気象情報をいわゆる普通のビジネスに活用してほしい、という掛け声は広がっていますが、その「普通のビジネス」にいる側はどの面でどのように活かせばよいのか、イメージできていないケースが多いように思います。
だったら天気予報がよく当たるようにしてほしい、という声もよく聞きます。
気象庁のデータは世界的に見ても幅広く提供されており、データ入手だけでそれなりにお金を払わなければ得られないようなものも、日本では無料で入手することができます。民間気象会社や気象予報士は、データ提供や天気予報だけでお金を得ようとする姿勢ではなく、お天気コンサルタントとして個々のビジネスに飛び込んでいくくらいの気持ちがあると良いように思います。
現在気象予報士が少ない業界は、私見ながら陸運、流通や小売といった業界であるように思います。中小の事業者も多く、気象データなど気にしている暇もない、といった企業も数多いものと考えられます。こういった企業の懐に飛び込めるような気象予報士がいると、良いのですが。数年前、時間帯、季節、天候等によっておすすめの旅行ルートを推薦するという研究を行ったことがあります。意外とうまく動きます。
小澤真里奈, 山崎俊彦, 相澤清晴, “気温・天気を考慮した大規模位置履歴からの旅行ルート推薦,” 2016年度映像メディア処理シンポジウム (IMPS 2016), P-4-08, pp. 156-157, 2016.気象データはもちろんファッションにも大きく関わっているやつなので、いつかどこかの有料APIを使って突っ込みたいと思っていました。
無料でアクセスできるのは助かる!
と思いきや、どこにも「無料」とも「オープンデータ」とも書かれていないですね…。どういった料金体系になるのか気になるところ。