気象データがもたらすビジネスインパクト予測の衝撃
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自身ではどうしようもできない外的要因である「天候」を、予め正確に予測できるのであれば、対策のしようが出てくる。
農業などの一次産業をやられてる方々はそれこそ普段からこの「天候」と戦ってきているはずなので、このような取り組みは大いに役に立つソリューションになることでしょう。
ただ「外的要因」と、未だに真剣に向き合ってきていない業種があるのであれば、頭を切り替え、しっかりと対策していくところが勝つのでしょうね。---
加藤 例えば、ある医療機関でデータ解析の知見を持っている先生からの依頼に基づき特定疾患の発症に関するデータと気象条件の関係を分析した案件があります。ある特定の疾患の発症リスクについて、従来は「比較的高温時に発症しやすいとする説」と「比較的低温時に発症しやすいとする説」があり、専門医の間でも意見が分かれているという話でした。
データを分析した結果、疾患の発症と相関の高い気象項目が浮かび上がりました。それは体感温度です。これは気温だけでなく湿度や風速など、複合的な要素から算出される、「体が感じる」温度です。疾患発症頻度との関係をグラフ化した結果、高温時と低温時の双方で発症ピークがあることが明らかになりました。つまり、従来の二つの説は両方正しいと実証されたわけです。
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気象データがほかの情報とつながりやすい形になれば、未知の問題をもっと解決できそう。