米国務長官、来週訪朝へ 特使にフォード副社長
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北朝鮮の非核化は、日本にとっての、安全保障上、もっとも重要です。
忘れてはいけません。
アメリカの問題でなく、日本の問題なのです。米国国務長官と言えば、本来はかなりの重職で権威もある。そんな国務長官が、今では極東の小国に振り回され、ガキの使いのように呼び付けられる始末。国務長官という肩書きの威厳は、かなり低下したと感じる。
最近の北朝鮮の動きを見れば、北朝鮮はポンペオを眼中に置いていない。ポンペオが7月に訪朝した際、金正恩はポンペオと会わず、ジャガイモ畑を視察したことは象徴的な出来事だった。
金正恩の親書や、労働新聞の社説を読むと、北朝鮮は実務者協議に重きを置かないで、トランプだけに重きを置き、おだて続けている。トランプも北朝鮮や、金正恩との友好的な関係について「very happy」と言う始末であり、絶望的な状況である。
そもそもの原因は、自ら「交渉の天才」と自称し、史上初と言う「歴史に名を残す」目的のため、詳細を詰めない状態で米朝会談に臨み、漠然とした大枠だけ決定し、詳細は実務者協議に丸投げのトランプに責任があるが、北朝鮮や金正恩はトランプをおだてているため、トランプはその失敗に気づいていない。
ポンペオは4度目の訪朝だが、今回も金正恩と会えない可能性が高いし、もし仮に金正恩と会ったところで、ポンペオは大した成果を望めないだろう。北朝鮮のほうが米国より一枚上手だ。