「真っ当な対策があれば、原発事故はなかった」 地震学者・島崎氏が見たもの
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注目のコメント
東日本大震災のような地震や津波でさえ、長い地球の歴史からすれば『あの程度はいつでも起きる』レベルのものでしかありませんし、火山の破局噴火も地球上のどこかで数百年に一度は発生しています。地球とはそもそもそのようなもの、という考え方が根にあれば、眼前にある危険を「なかったことにする」という考え方にはならないでしょう。危険に対し、少なくとも自分たちで十分と思えるレベルにまで対策を練っておくのがふつうの姿ではないでしょうか。
だから原子力ムラはダメなんだ、と短絡的に考えるのではなく、地球に生きる人類が持つべき視点を教えてくれる良い事例だと考えればよいのではないでしょうか。地球とは元来危険で無慈悲な星である以上、人類はそれに対して適切な対応策をもっておくしかありません。
地球温暖化対策についても同様です。今現在が温暖化なのか、二酸化炭素が原因なのかなどと入り口での議論が沸騰しているようですが、本当に必要なのは、起こりうる気候変動に対して人類はどのように対応するのかという部分の議論のはずです。地球の気候の歴史を見れば、現在と同じ気候が長く続くと考えるほうがおかしな話です。
『実は防災に必要な情報はほとんど与えられています。あとはみなさん、やりますか、やりませんか、という話』という言葉には、そのような意味があるように思います。素晴らしい記事だと思います。
--以下、記事抜粋--
「(原発事故の後)科学が疑われる状況になった。これはとんでもないことです。科学が悪いんじゃない。(自らの利益などのために科学的な知見を無視したり、ねじ曲げたりするなど)自分勝手な科学をつくり出す人が悪いんです。」
--ここまで--
上記に同意。
NPでコメントしながらも、同様の事を感じる事がありました。
豊洲市場の移転問題です。
建築をスケープゴートにしようとしているのではないかと感じるほど、常識的に考えるとおかしな事が次々に拡散されていく。
それも建築の専門家であるはずの人から、メディアを通じて。
自分の事では無いにもかかわらず、この時の憤りは忘れられません。
微力ですが、コメントを続ける原動力になっていました。
石原元都知事の下記発言が、今でも忘れられません。
「この風評に負けて豊洲がこのまま放置されるっていうことは、結局科学が風評に負けたということになる。」
https://newspicks.com/news/2100804/刑事罰の対象になるか、日本の司法も試されます。被告の感覚からすると罪刑法定主義上問題と思うでしょうが、お金がなかったわけではありませんから、責任者はそれくらい覚悟すべきという新しい判断にもなるかもしれません。
原子力事故は地球的規模の時間で考えるべきでしょうから、島崎先生のおっしゃられるように、長期間での事故の発生を考えるべきでしょう。それが嫌なら原発は中止すべきでしょう。長期間で考えれば当然コストは跳ね上がるのですから。