なぜシアトルで巨大企業が生まれるのか?
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物流でいうと、全米最大の宅配会社のUPSもシアトル発祥です。
ここに出ているアマゾン、マイクロソフト、スターバックス、コストコ以外でも、地元では、飛行機運行会社や木材会社など色々語られます(ごめんなさい。シアトル現地で聞いてるのですが、社名をすっかり忘れてしまいました)
大企業の地元への投資が、いい循環ができているのは、間違いないですし、定着率の高さも、企業成長を支えてますよね。
ビルゲイツも、教育に対する基金活動をシアトルベースでしてますから、さらに、新しいメガベンチャーが生まれると期待しています。リチャード・フロリダ著の「クリエイティブ都市論」では、シアトルやシリコンバレーなどの都市でなぜ巨大企業が生まれるかを分析しています。
ボヘミアン指数(地域の芸術関連人口比率)と、ゲイ指数(地域の同性愛人口比率)を合成させたボヘミアン=ゲイ指数が高いことが、新しい産業が生まれる条件として重要であると指摘しています。
・芸術に関わる人々は、快適な生活空間を自ら提供するだけでなく、そうした環境が整っている場所に惹かれること
・ボヘミアンやゲイ人口の多い地域は文化的な開放性が高く、部外者に対して寛容であること
シアトルは、「LGBTにとって暮らしやすい街 全米No.1」としても選ばれているようです。
Seattle is ‘LGBT-friendliest city in America’ in 2014
https://blog.seattlepi.com/thebigblog/2014/06/08/seattle-is-lgbt-friendliest-city-in-america-in-2014/ボーイングが戦前からある、というのは大きいと思います。飛行機は、すそ野が広いプロダクトですので、無数の下請け、孫請けがいることもこの地の特徴です。