政治家 小林史明氏が語るテクノロジー実装社会、IoT・AIで「ヒト起点の政策」をつくる
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取材前編では強く問題意識を持っている「標準化」に焦点をあててお話ししています。テクノロジーを社会実装していくには、中央集権と地方分権という二項対立ではなく、標準化という異なるレイヤーの議論が必要です。
以下本文引用
国はいま「働き方改革」を民間に求めています。ところが、その足を引っ張っているのはむしろ行政です。そこを、行政がリードするような体制にするには、標準化が必要だと考えています。
「中央集権」と「地方分権」のどちらがいいかという議論があった中で、分権が美しいということで、整理されてきた結果です。しかし、システムに関しては話が違います。システムは分権/集権ということではなく、標準的にすることが大事なのです。
災害があった時にまず調べたいことは、道路情報です。道路情報を見るために国のサイトに行くと、国道と高速道路の情報を見ることができます。県のサイトに行くと県道の情報がわかり、市のサイトに行くと市の道路の文字情報だけが見られます。「〇〇トンネルが通行止めです」というように。
これらはすべて一括して、一つの共通化されたマップに落としておけばいい話です。標準化がなされていないのです。しかも今回、自治体のサイトにアクセスが集中して、システムがダウンするということが起きました。これもやはり、個別にシステムを組んでいることの弊害なのです。
注目のコメント
小林政務官には昨日YouGoExにお越しいただき対談しました。ぼくらが進めているポップ&テック集積の国家戦略特区「CiP」は、総務省が先ごろ打ち出した2030年を展望した「TECH戦略」を実装する街として名乗りを上げたく、規制緩和などの相談をしました。政務官は「アジャイル」(やっちゃえ)で行けと勇気づけてくださったので、グイグイやったいます。
ドコモから政治家に転身した小林さんがテクノロジー視点で日本社会の未来を語っています。
ITリテラシーの高い、このような方々がどんどん活躍して社会構造を変えていかないと、変えることを是としない風潮の国民性においは、座して死を待つようなものです。